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ネリ「9年間で一番やった」 本気調整で余裕の計量パス、陣営が想い代弁「彼は勝ちに来ている」

THE ANSWER / 2024年5月5日 15時26分

前日計量、体重計に乗って笑顔を見せたルイス・ネリ【写真:高橋学】

■Amazon プライム・ビデオで独占生配信

 ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体タイトルマッチ12回戦が6日、東京ドームで行われる。5日は東京ドームホテルで前日計量が行われ、メインイベントの王者・井上尚弥(大橋)が55.2キロ、元世界2階級制覇王者の挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)が54.8キロで一発パス。34年ぶりの東京Dボクシング興行の舞台がついに成立した。ネリは取材に応じなかったが、陣営によると、「ここ9年間で一番、物事を正しく行ってきた」と話したという。戦績は31歳の井上が26勝(23KO)、29歳のネリが35勝(27KO)1敗。

 先に計量台に乗った井上は55.2キロ。即コールされ、ポーズをつくった。続いて短パン姿のネリも即読み上げられ、54.8キロで一発パス。両拳を握り、見つめた井上もうんうんと頷いた。恒例のフェースオフでは互いの顔が2センチほどまで近づき、約20秒睨み合った。ネリ陣営が奇声を上げて盛り立てる中、関係者が制止してようやく両選手がその場を離れた。

 懸念された計量失敗はなく、全選手がパス。興行が成立した。ネリは取材に応じなかったが、陣営のマネージャーを務めるショーン・ギボンズ氏は「ネリは勝者のメンタリティーで来ている。彼は勝ちに来ている」と代弁。体重超過やドーピング違反を繰り返し、悪童と呼ばれてきたが、

「彼は『ここ9年間で一番、物事を正しくやってきた』と言っていた。(敗れた)フィゲロア戦は大幅に体重超過したところから戻し、適切な状態でない中でボディーショットを受けた。今回のネリは2017年、2018年のネリだ」


ともに計量をパスしてフォトセッションに応じた井上尚弥(左)とネリ【写真:高橋学】

■井上尚弥はネリの減量を信頼「ネリも過去最高の報酬をもらう。心配なかった」

 計量後、両陣営と日本ボクシングコミッション(JBC)、各団体とルール会議が行われた。グラブチェックでは、ネリ陣営がグラブを米国のグラント社製から日本のウィニング社製に変えるよう要求。バンテージの巻き方などには異論は出なかった。

 1990年のマイク・タイソン―ジェームス・ダグラス戦以来34年ぶりの東京Dボクシング興行。日本人がメインイベントを務めるのは初めてとなる。Amazon プライム・ビデオにて「Prime Video presents Live Boxing」の第8弾として独占生配信。同じ興行で世界戦4試合は国内史上最多となる。

 計量後に取材に応じた井上は「いつもながらバッチリです。調整面では(スーパーバンタム級で)3回目というのもあるし、何となくつかめている」と自信。無事に計量をパスしたネリについては「ビッグイベントでネリも過去最高のファイトマネーをもらうようだし、そこは心配なかった」と信頼していた。(THE ANSWER編集部)

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