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「駒田徳広さん『冬のリヴィエラ』は味わい深い」【F.P.M.中嶋氏インタビュー後編】

東スポWEB / 2024年4月19日 18時17分

――ちなみに野球音源にもセ・パ〝格差〟は…?

中嶋 それは強烈に感じます…(苦笑)。パ・リーグ球団の音源はおしなべて少ないです。応援しているファイターズもやっぱり少なくて。球団歌の「ファイターズ賛歌」、明らかにアニメソング感が丸出しだった「それゆけぼくらのファイターズ」、あとは80年に投手タイトルを総なめにした木田勇さんが直後のオフシーズンに出したレコードや、親分こと大沢啓二さんのレコードなど、数えるほどしかなかったです。

――最近は楽曲をリリースする野球選手が減っている印象だ

中嶋 ここ数年で言えば、ファイターズの「きつねダンス」等は話題になりましたが、オリジナルのヒット曲という意味では出ていないですよね…。その理由として、不景気でレコード会社に余裕がなくなったということは否めないと思います。


――野球選手が出演するテレビ番組も変化した

中嶋 イチローさんが登場した頃から野球選手が〝アスリート化〟していったと思うんですよね。それこそ昔は正月番組で〝セ・パ〟対抗の歌合戦がありましたけど、今は野球選手が出演したとしても運動神経を発揮するタイプの番組じゃないですか。選手はストイックに競技をするものだ、という風潮の変化は強く感じますね。ダルビッシュ選手や、大谷選手も大昔であれば、絶対レコード会社から声をかけられていたはずですから。

――今後の目標は

中嶋 かなり少なくはなりましたけど、まだ持っていない〝盤〟と出合う機会もたまにあるんです。今までのんびりと野球音源を集めてきましたから、これからも焦らず収集活動を続けられたらと思います。

――最後に野球ファン・野球音源ファンに向けて一言を

中嶋 このディスクガイドはコレクション自慢という意識はさらさらなくて、これまでのレコード収集の経過報告として出版しました。ぜひこれをきっかけに野球音源を知ってもらって、皆で奥深くコク深い世界を一緒に楽しんでいけたらうれしいです。

☆えふぴーえむなかじま 1964年生まれ。野球レコード収集家。90年代初頭より野球にまつわる楽曲のコレクションを始め、98年からは〝野球音源〟のみを使ったDJイベントを開催している。今年3月には756の楽曲・音源を紹介する「プロ野球音の球宴・ディスクガイド」を出版した。

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