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効率よく仕事を行うための「上司との付き合い方」 スムーズに仕事を断る「とっておきの一言」とは

東洋経済オンライン / 2023年12月11日 17時0分

上の人への説明で炎上する原因は、内容ではありません。何を言っているかわからないということで炎上することが多いのです。

そうならないための工夫として、「意思決定者が必要な5つの流れというストーリー」に沿ったこのやり方をおすすめします。

なお、このストーリーの流れを報告者に実行してもらうことで、当時CCCでは残業時間がめちゃくちゃ減り、会議の時間もものすごく短くなりました。つまり、2回3回と検討を重ねていたものが、1回で決まるようになったので、会議の総量が減ったのです。さらにパワーポイントの資料も50枚ほどつくっているのを5枚までに制限したのも、奏功しました。

上司にアドバイスを受ける際にも意識しておきたいことがあります。

すべての上司は「担当として、あなたはどう思うのか?」と聞きたいものです。自分の考えを持ったうえでアドバイスを求めるっていうことをしないと、アドバイスを求めにいったのはいいけれど、炎上するということになってしまいます。 

本当にわからないのでアドバイスを求める場合でも、「〇〇ということじゃないかと思うのですけど」という程度のアイデアは持っていったほうがいいと思います。手ぶらで行かないということを意識してください。

上司と飲みに行く場合も、クライアントを飲みに誘う場合も基本的には同じだと思います。「ちょっとお時間いただきたいのですけど、いいでしょうか」というような感じで少し下手に出て誘ってみましょう。

「どうしてもご相談したいことがあるので時間いただけないですか」と言うと、「嫌だよ」という人はまずいないと思います。予定があったとしても、「今日はちょっとダメだけど、明後日はどうかな」というようには答えてくれると思います。

昔、アクセンチュアの元パートナーでそれがとてもうまい人がいました。当時、大手戦略コンサル系の人というと、頭のよさを訴求してお客さんに接するイメージがありました。

しかし、その人は「ご相談したいことがあるのですけど、お時間いただけませんか?」と下手に出て、クライアントから「あっ、そうなの、じゃ時間つくるよ」というふうにやっていました。この人の声がけでいろいろな人の心のドアが開いていくのを見て、こういうふうに接するのもアリだなと学びました。

話を上司との飲み会に戻します。

上司に限らず、クライアントでも同僚でも、相手のことをわかる限り調べ考えて、それに合った形で食事なりサービスが提供されるようにアレンジしましょう。宴席の気くばりです。

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