「日本株の長期投資」資金10倍の可能性は低くない リスクが少なく再現性が高いのが長期投資
東洋経済オンライン / 2024年1月11日 8時0分
先日も、新聞でこんな記事を読みました。東京はニューヨークに次いで世界で第2位の富豪が多い都市だそうで、1億円以上のお金を使える人が約29万人いるそうです。2023年9月1日時点の東京都の人口がおよそ1400万人ですから、そのうち29万人とすると約2%ということになります。
2022年の年末ジャンボ宝くじの1等・7億円が当たった確率は2000万分の1、1等の前後賞・1億5000万円が当たった確率は1000万分の1だそうです。それに比べれば、保有している株が10倍になる確率が2%というのは、きわめて高いと思いませんか?
2%の確率で持株が10倍になる可能性を、株式投資をすることで誰もが平等に持つことができるのです。
リーマンショック時にも儲かった人がいる
2008年に起こった世界的な金融危機・リーマンショックを覚えていますか?
リーマンショックは、アメリカのサブプライムローンという金利の高い住宅ローンが返済不能になったために、投資銀行であるリーマン・ブラザーズが破綻したことがきっかけとなって起こりました。
この影響で、2007年2月26日に1万8300円をつけた日経平均株価は、2008年10月28日には一時6994円まで急落します。下落率は実に62%です。当時、まだ証券会社で営業マンをしていた私にとっては、悪夢以外の何ものでもありませんでした。もちろん多くの投資家の方々も大きなダメージを受けられたことでしょう。
ところがそんなにひどい時代であったにもかかわらず、中には株価が上がった銘柄も存在したのです。全部で3000ある銘柄のうち、プラスで終わった銘柄が69銘柄、割合にすると2.3%もあったのですから驚きです。
また、リーマンショック後に日経平均株価の終値が最安値をつけた2009年3月10日の7054円98銭から、2018年1月までのおよそ9年間のデータを見てみたところ、日経平均自体は3.5倍に上昇。
さらには、株価が10倍以上になった銘柄(テンバガー)が約9.1%、5倍以上になった銘柄(ファイブバガー)が約27%もあることがわかったのです。
渡部 清二:複眼経済塾 代表取締役塾長
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