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50年前、無名の土地がシリコンバレーになった背景 夜8時半以降は夕食を食べるところがなかった

東洋経済オンライン / 2024年1月18日 11時0分

だがここに、ヒッピーとレーガンの意見が一致する場所があった。コンピュータ革命は自由市場の魂を持っている、というわけだ。

もちろん、革命の比喩は目新しいものではない。フランクリンとハミルトンの時代から、アメリカの発明家とその政治パトロンたちは、新技術が世界を変えるという大胆(かつ予言的)な主張を行ってきた。

19世紀の小説家ホレーショ・アルジャーからアンドリュー・カーネギーやヘンリー・フォードまで、政治家やジャーナリストは、才覚により成功する起業家という存在を、アメリカ人のできること、やるべきことの見本兼お手本として持ち上げてみせた。ボロから大金持ちにのし上がれるのはアメリカでだけだ。肩書きなど関係なく、能力だけで判断してもらえるのはアメリカでだけだ。

このお話の中で、シリコンバレーはまさに目下進行中のアメリカ革命の、最新にして最高の例に思えたのだった。(後編に続く)

(訳:山形浩生・高須正和)

マーガレット・オメーラ:ワシントン大学教授

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