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外国語習得の最短ルートは「勉強しない」こと 歯磨きをするように言語を学ぶコツ

東洋経済オンライン / 2024年4月30日 17時0分

外国語習得を難しいと感じるのは、それを「勉強」として捉えているから。効率的に外国語を習得する秘訣は「勉強しないこと」(写真:Princess Anmitsu/PIXTA)

日本で生まれ育ちながら、英語から、世界最難関のアラビア語まで、約5年間で12ヵ国語(スペイン語、英語、フランス語、アラビア語、インドネシア語、ロシア語、ポルトガル語、ドイツ語、トルコ語、中国語、タイ語、韓国語)を習得したKazu Languages氏。「私は語学の達人ではありません」と語る同氏は、効率的に外国語を習得する秘訣は「勉強しないこと」だという。その驚くべき学習法とはどのようなものか、著書の『ゼロから12ヵ国語マスターした私の最強の外国語習得法』よりご紹介します。

語学は「勉強」するほど身につかない

「外国語を自由自在に使えたらいいな」──きっと多くの人が、一度は夢見たことがあるのではないでしょうか。

一方で、「何度か外国語習得にトライしたけれど、挫折してしまった」という方もいらっしゃると思います。「外国語習得は難しいもの・大変なもの」と刷り込まれて、半ば諦めている人も少なくないと思います。

なんともったいないことでしょう。「学び方」さえ工夫すれば、外国語習得は、それほど難しくも大変でもありません。誰でも、いつからでも、何語でも、何ヵ国語でも、習得できる。私自身、日本で生まれ、育ちましたが、実体験からそう断言できます。

私も、以前は外国語を習得するのは難しいと思っていました。

でも、今ならわかります。外国語習得を難しいと感じるのは、それを「勉強」として捉えているからなんだ、と。

「外国語習得」とは、外国語を「勉強」するということではないの? という声が聞こえてきそうですが、私は明確に違うと考えています。そして不思議なことに、外国語学習を「勉強」と捉えるほど、習得というゴールは遠くなってしまうのです。

私は、学校の「英語の授業」がどうしても好きになれませんでした。しかし、ある時外国の言語や文化への関心が高まり、気付けば5年間でスペイン語、英語、フランス語、アラビア語、インドネシア語、ロシア語、ポルトガル語、ドイツ語、トルコ語、中国語、タイ語、韓国語の12ヵ国語をマスターしていました。

今、その違いは何だったのか。今振り返ってみると、当時は「勉強」でしかありませんでした。

もっと言えば、いつどこで役立つのかわからない知識を、ひたすら頭に入れて、テストで合格点を取るためだけのものになってしまっていたように思います。それでは身につかなかったのは無理もありません。

しかし、スペイン語をはじめとする12ヵ国語の習得は、実際に取り組んでみると「勉強」ではありませんでした。自在に使えるようになりたい一心で学び方をゼロから見直したことで、習得までの道のりのすべてがワクワクに満ちたものになりました。

歯磨きをするように言語を学ぶ――習慣化のコツ

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