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テンセント、シンガポールのシー株売却 30億ドル調達

ロイター / 2022年1月5日 15時15分

 1月5日、中国のゲーム・ソーシャルメディア大手、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)は、シンガポールのゲーム・電子商取引企業シーの株式1450万株を売却し、30億ドルを調達した。写真はテンセントのロゴ。北京市の中国国際サービス貿易交易会で2020年9月撮影(2022年 ロイター/Tingshu Wang)

[シンガポール 5日 ロイター] - 中国のゲーム・ソーシャルメディア大手、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)は、シンガポールのゲーム・電子商取引企業シーの株式1450万株を売却し、30億ドルを調達した。

売却価格は1株208ドル。ロイターが入手したタームシートで明らかになった。

テンセントは4日遅く、シーへの出資比率を21.3%から18.7%に引き下げることに合意したと発表していた。保有株の大部分は長期保有する計画。

テンセントは先月、中国電子商取引大手の京東商城(JDドットコム)株164億ドル相当を配当として株主に譲渡すると発表。中国政府がハイテク企業の規制を強化する中、京東商城との関係を縮小した。

4日のニューヨーク株式市場のシー株は11.4%下落。シーは、テンセントが議決権株式を10%未満に引き下げることに合意したとも明らかにしていた。

シティのアナリストは、テンセントが海外市場に直接ゲームを投入する際に、利益相反を減らせる可能性があるとの見方を示した。

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