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豪銀行監督当局、住宅ローン規制を強化

ロイター / 2021年10月6日 9時19分

 オーストラリアの銀行監督当局である豪健全性規制庁(APRA)は6日、住宅ローン規制の強化を発表した。2010年7月、メルボルンで撮影(2021年 ロイター/Mick Tsikas)

[シドニー 6日 ロイター] - オーストラリアの銀行監督当局である豪健全性規制庁(APRA)は6日、住宅ローン規制の強化を発表した。同国ではローンの急速な伸びを背景に住宅価格が高騰し、金融安定へのリスクとなっている。

APRAは、銀行が借り手のローン返済能力を審査する際に用いる金利バッファーの最低水準を引き上げた。

銀行は新規の借り手の返済能力を審査する際、今後はローン商品の金利に少なくとも3.0%ポイント上乗せした金利水準で評価を行う必要がある。現行では2.5%ポイントのバッファーが求められている。

記録的な低金利に加え、豪準備銀行(中央銀行)が2024年までは現行0.1%の政策金利の引き上げに消極的なことから、豪州では今年、住宅価格が急上昇し、住宅購入能力や家計債務を巡る懸念につながっている。

APRAによると、今年4─6月に承認された新規住宅ローンの5分の1以上は、借入額が借り手の所得の6倍を超えていた。住宅ローンは家計所得の伸びを上回るペースで増加する見通しという。

APRAは銀行に対し、債務対所得比率(DTI)が高い場合の融資に対するリスク許容度を見直すよう指示し、こうした融資の増加が続けば、一段のマクロプルーデンス規制を検討すると伝えた。

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