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ヘイリー氏指名争い撤退、米大統領選「バイデン対トランプ」確実に

ロイター / 2024年3月7日 7時53分

米大統領選の共和党候補指名争いで、ニッキー・ヘイリー元国連大使は6日、撤退を表明した。サウスカロライナ州で撮影(2024年 ロイター/Brian Snyder)

Gram Slattery Joseph Ax

[チャールストン(米サウスカロライナ州) 6日 ロイター] - 米大統領選の共和党候補指名争いで、ニッキー・ヘイリー元国連大使が6日、撤退を表明した。

ヘイリー氏はサウスカロライナで行った演説で「選挙戦を停止する時が来た。後悔はしていない」と述べた。    

予備選と党員集会が集中的に実施された5日のスーパーチューズデーでは、トランプ前大統領が14州を制し、ヘイリー氏はバーモント州のみの勝利にとどまっていた。

ヘイリー氏の撤退を受け、トランプ氏が共和党候補指名を獲得し、11月の本選で民主党の現職大統領バイデン氏と再び対決する可能性が高まった。再戦となれば1956年以来となる。

ヘイリー氏はトランプ氏が共和党候補になる可能性が高いとしたが、支持は表明せず、党内外でトランプ氏を支持しなかった人々の票を獲得できるかどうかはトランプ氏次第だと述べた。

ヘイリー氏の撤退表明後、トランプ氏はヘイリー氏の支持者に自身への支持を訴えるより前に同氏を批判。自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に「ヘイリー氏は昨夜、記録的な惨敗を喫した」と投稿した。

これに対し、バイデン大統領はヘイリー氏がトランプ氏について「真実を語った」と称賛。声明で「トランプ氏はヘイリー氏の支持者を求めていないと明言した。はっきりさせておきたいのは、私の選挙戦にヘイリー氏の支持者の居場所があるということだ」とし、ヘイリー氏支持者の取り込みを図った。

トランプ氏はトゥルース・ソーシャルへの投稿で、バイデン氏との討論に改めて意欲を示した。討論会は通常、各党が候補を指名する7月と8月の党大会の後に開催される。

バイデン氏陣営のマイケル・タイラー報道官は、適切な時期に話し合うことだとした。

トランプ氏は、共和党の候補指名争い中に行われたすべての討論会に参加することを拒否した。

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