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日経平均は続伸、2万円台回復 米国株高を好感

ロイター / 2020年5月8日 12時6分

 5月8日、前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比351円14銭高の2万0025円91銭となり、続伸した。写真は東京証券取引所で2018年2月撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 8日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比351円14銭高の2万0025円91銭となり、続伸した。米国株市場で主要3指数が上昇、東京株式市場でも朝方から幅広い銘柄で買いが先行し、日経平均は5月1日以来となる2万円台を回復した。

米国株市場ではペイパルなどの決算が好感され、ダウは0.89%高、ナスダック総合は1.41%高、S&P総合500は1.15%高で取引を終えた。新規失業保険申請件数などの統計はさえない内容だったものの、さほど材料視はされなかった。

その流れを引き継ぎ日経平均は前営業日比297円32銭高の1万9972円09銭と続伸スタートし、その後も上げ幅を拡大して2万円台を回復。高値の2万0088円94銭を付けた後は2万円近辺でのもみあいとなった。

市場では「前日の米国株が上昇したことに加え、時間外取引での米株先物もプラス圏で推移しており、しっかりとした地合いとなっている。ただ、週末であることや、今夜発表される米雇用統計が警戒されているため、後場は米株先物を横目に伸び悩む可能性がある」(あかつき証券の投資調査部長、藤井知明氏)との声が出ていた。

TOPIXは1.47%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆1611億1800万円だった。東証33業種では32業種が値上がり。鉄鋼、海運業、非鉄金属、その他金融業、不動産業などが値上がり率上位となった。その他製品は値下がりとなった。

個別では、任天堂<.T>が急反落し、5.23%安で前場の取引を終えた。7日、2021年3月期の連結営業利益ついて前年比14.9%減の3000億円との見通しを発表。「スイッチ」の販売数を好調だった前期実績より少なく予想しているほか、円高の影響を見込んだ。巣ごもり関連株としてこれまで期待感が大きかっただけに、減益予想が失望感を誘う格好となった。

東証1部の騰落数は、値上がりが1520銘柄に対し、値下がりが567銘柄、変わらずが84銘柄だった。

経平均はもみあい、前営業日比300円ほど高い2万前後で推移している。市場からは「週末なのである程度の利益確定の売りは出るとみられるものの、比較的しっかりとしている。米株先物もプラス圏で推移しており、地合いはいい」(国内証券)との声が出ていた。

日経平均は寄り付きから堅調に推移し、5月1日以来となる2万円台を回復した。その後、2万0061円53銭まで上昇し、4月30日以来の高値を付けた。新型コロナウイルスに関係なく需要が見込める半導体や電子部品関連の一角が買われている。

寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比297円32銭高の1万9972円09銭となり、続伸した。オーバーナイトの米国株市場で主要3指数が上昇した流れを引き継ぎ、高く始まった。ネガティブ材料が出なければこの後もプラス圏で推移しそうだが、後場は週末前のポジション調整や米雇用統計への警戒などから売りに押される可能性もある。

東証33業種では、その他製品を除く32業種が値上がり。陸運、機械、電気・ガス、小売などが高い。

市場関係者によると、新興株式市場の寄り前の板状況は、マザーズ上場のアンジェス<4563.T>が買い優勢。メルカリ<4385.T>、フリー<4478.T>は売り優勢。Sansan<4443.T>、ラクス<3923.T>は売り買い拮抗となっている。

ジャスダック上場の日本マクドナルドホールディングス<2702.T>、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324.T>は売り買い拮抗、ワークマン<7564.T>は買い優勢となっている。

*内容を追加します。

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