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米シティ、25年も世界的株高継続と予想 1株当たり利益10%増に

ロイター / 2025年1月11日 2時6分

米シティグループは10日、金利低下とインフレ緩和が企業業績を下支えし、世界的な株高傾向が2025年も続くとの見方を明らかにした。2024年3月撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)

[10日 ロイター] - 米シティグループは10日、金利低下とインフレ緩和が企業業績を下支えし、世界的な株高傾向が2025年も続くとの見方を明らかにした。25年末までに、世界株式のベンチマークであるMSCIオールカントリー世界株指数ローカルが1140ポイントに達すると予測。直近の終値1035.46から10%上昇する計算になる。

シティは世界の株式の1株当たり利益(EPS)は前年比10%増と予想。アナリスト予想の13%をやや下回る。米国と新興市場では伸び率が約15%と最も高くなる可能性があると指摘した。

米国の株式に対する見方は「オーバーウエート」で据え置いた。トランプ次期米大統領の政策は「関税、減税、規制緩和は好影響と悪影響が複雑に絡み合い、先行きを見通しにくくする主因となる」と指摘した。

米S&P総合500種指数は24年に24%上昇した。人工知能(AI)への期待や米連邦準備理事会(FRB)による利下げ観測が下支えした。米大統領選で勝利したトランプ氏による規制緩和への期待も相場を後押しした。

他の地域に関しては、新興市場は「中立」、オーストラリアと日本は「アンダーウエート」、欧州は「オーバーウエート」との見方を示した。

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