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米予算教書、歳出総額7.3兆ドル 富裕層や企業に増税

ロイター / 2024年3月12日 7時7分

3月11日、バイデン米大統領(写真)は2025会計年度(24年10月─25年9月)の予算教書を発表した。ワシントンで同日撮影(2024年 ロイター/Leah Millis)

Trevor Hunnicutt David Lawder

[ワシントン 11日 ロイター] - バイデン米大統領は11日、2025会計年度(24年10月─25年9月)の予算教書を発表した。歳出総額は約7兆3000億ドル。富裕層や企業に対する増税により、財政赤字の削減や低所得者層向けの新たな支援プログラムへの財源を確保するという。

ただ米議会が予算教書通りの予算を作成する可能性は低い。

予算教書には、法人税率の21%から28%への引き上げ、富裕層に対する25%の最低所得税率、一段の薬価引き下げに向けた政府による交渉などが盛り込まれた。

また、低・中所得者向けの子ども税額控除の復活、保育や住宅建設への資金支援、労働者に対する12週間の有給家族休暇の提供なども含まれている。

予算教書ではまた、10年間で4兆9510億ドルの税収増を見込んだ。その内訳は企業への増税で2兆7000億ドル以上、富裕層への増税などで約2兆ドルとなっている。

財政赤字は10年間で3兆ドル圧縮する見通し。公的債務残高は34兆5000億ドルと緩やかな増加が続く。財政赤字は25会計年度で約1兆8000億ドル、国内総生産(GDP)比で6.1%を見込み、今後10年間で4%未満まで低下するとした。

実質GDP成長率は24年で1.7%、25年で1.8%、30年で2.2%に加速すると想定。消費者物価指数(CPI)上昇率は24年で2.9%、25年で2.3%を見込んだほか、失業率は4%から今後10年間で3.8%に低下すると予想した。

この予測は昨年11月に設定されたもので、関係者によると、現時点で設定されれば、これらの数値はより楽観的なものになるという。

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