ＥＵ財務相、ゲオルギエワＩＭＦ専務理事の続投支持

　欧州連合（ＥＵ）の財務相は１２日、国際通貨基金（ＩＭＦ）のゲオルギエワ専務理事の２期目続投を支持した。ブラジル・ブラジリアで４日撮影（２０２４年　ロイター／Ueslei Marcelino）

[ブリュッセル １２日 ロイター] - 欧州連合（ＥＵ）の財務相は１２日、国際通貨基金（ＩＭＦ）のゲオルギエワ専務理事の２期目続投を支持した。

専務理事の任期は５年間。ゲオルギエワ氏は９月３０日に任期満了となる。ＩＭＦ専務理事は長年の慣習として欧州諸国が候補を推薦する。

ＥＵ議長国ベルギーは「ＥＵの閣僚はゲオルギエワＩＭＦ専務理事の２期目続投を共同で支持することで合意した」と述べた。

ＥＵ関係者によると、他に候補者はいなかった。

ゲオルギエワ氏はブルガリア出身のエコノミスト。女性として２人目の専務理事で、新興市場国から初めてＩＭＦのトップに選ばれた。

就任の数カ月後に発生した新型コロナウイルスの大流行や２０２２年２月のロシアによるウクライナ侵攻など、世界経済への大きな衝撃を乗り越えてきた。