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米ディズニーの7─9月期は23%減収、予想は上回る 株価上昇

ロイター / 2020年11月13日 10時30分

 11月12日、米娯楽大手ウォルト・ディズニーが発表した7─9月期決算は、売上高が前年比23%減少し、147億1000万ドルとなった。ただ、市場予想(約142億ドル)は上回った。2018年8月、カリフォルニア州のウォルト・ディズニースタジオで撮影(2020年 ロイター/Lucy Nicholson)

[12日 ロイター] - 米娯楽大手ウォルト・ディズニー が12日発表した7─9月期決算は、売上高が前年比23%減少し、147億1000万ドルとなった。ただ、市場予想(約142億ドル)は上回った。

新型コロナウイルスの影響で閉鎖していたテーマパークに客足が戻り始めているほか、スポーツ専門チャンネル「ESPN」でも試合中継が再開されている。

一時項目を除いた調整後の1株当たり損益は0.20ドル赤字。赤字幅は市場予想(0.70ドル)を下回った。

決算発表を受け、時間外取引で株価は5.6%高の143.12ドルとなった。

インベスティング・ドット・コムのシニアアナリスト、ハリス・アンワール氏は「ディズニーは(コロナ)危機から力強く復活する」と指摘した。

1年前に開始した動画配信サービス「ディズニー+(プラス)」は、加入者数が7370万人に達した。「Hulu」の加入者は3660万人、「ESPN+」は1030万人となった。

ただ、ベライゾン顧客向けの1年のサービス無料期間は12日に終了した。そのため「レゴ スター・ウォーズ ホリデー・スペシャル」など、今月から人気作品を配信し、新規顧客獲得を目指す。

チャペック最高経営責任者(CEO)は、動画配信サービスへの投資を今後も増やす」と説明した。

7─9月期の動画配信部門は5億8000万ドルの赤字となったが、赤字幅はアナリスト予想(10億ドル)を下回った。

アンワール氏は、同社が予想する2024年よりも前に同部門の黒字化が可能だと予想している。

チャペックCEOは声明で、新型コロナの影響があるものの、事業を効果的に管理し、長期的成長に向け大胆な戦略を取っていると説明した。

7─9月期には「ディズニーワールド」(米フロリダ州)などを始め、大半のテーマパークの営業再開にこぎ着けた。ただ、感染対策のため入園者数を絞った状態で営業しており、パーク・コンシューマー・プロダクツ部門は11億ドルの営業赤字となった。それでも赤字幅はアナリスト予想を下回った。

メディア・ネットワーク部門は、営業利益が前年比5%増加し、19億ドル。主要スポーツ試合の再開がESPN部門を支えた。

映画スタジオ部門の利益は61%減の4億1900万ドル。主要作品の公開延期や劇場閉鎖が響いた。

*内容を追加しました。

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