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UAゼンセン、妥結済み正社員の合計賃上げ率5.91%で過去最高水準

ロイター / 2024年3月14日 14時41分

 3月14日、国内最大の産業別労組「UAゼンセン」は、同日午前10時時点までに労使交渉が妥結した127組合の正社員の妥結総合計(ベースアップ・定期昇給込み)が加重平均で5.91%だったと発表した。昨年3月の春闘でスピーチする松浦昭彦会長、都内で撮影(2024年 ロイター/Androniki Christodoulou)

Kentaro Sugiyama

[東京 14日 ロイター] - 国内最大の産業別労組「UAゼンセン」は14日、同日午前10時時点までに労使交渉が妥結した127組合の正社員の妥結総合計(ベースアップ・定期昇給込み)が加重平均で5.91%だったと発表した。前年同時期の4.56%を上回り、過去最高水準になっている。

2024年春季労使交渉(春闘)における第1のヤマ場を終えた時点で集計したもので、正社員127組合中、約半数の68組合が満額回答、このうち13組合が満額超となった。賃金体系維持が明確な95組合のベアの加重平均は4.05%だった。

パートタイムでは104組合が妥結。妥結総合計(ベースアップ・定期昇給込み)は加重平均で6.45%の引き上げとなっている。こちらも過去最高水準。正社員の5.91%を大きく超えており「雇用形態間格差の是正が一段と進んでいる」(古川大・書記長)という。

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