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アストラゼネカ、仏アモリット・ファーマを10.5億ドルで買収へ

ロイター / 2024年3月15日 9時28分

3月14日、英製薬大手アストラゼネカは、内分泌疾患を専門とするフランスの同業アモリット・ファーマを10億5000万ドルの現金で買収すると発表した。写真は2021年5月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[14日 ロイター] - 英製薬大手アストラゼネカは14日、内分泌疾患を専門とするフランスの同業アモリット・ファーマを10億5000万ドルの現金で買収すると発表した。希少疾患治療薬のポートフォリオを強化する。

アモリットは現在、副甲状腺機能低下症薬「エネボパラチド」の開発が後期段階にある。同社にはデンマーク製薬大手ノボノルディスクの親会社ノボ・ホールディングス、欧州医療関連投資ファンドのEQTライフ・サイエンシズなどが出資している。

買収契約には前払い金8億ドルと、特定の規制面での達成に伴う2億5000万ドルの追加支払いが含まれている。買収手続きは今年第3・四半期までに完了する見通し。

アストラゼネカの希少疾患薬の売上高は、2021年に390億ドルで買収した米アレクシオンによって押し上げられて急増し、23年は78億ドル近くに達した。

アレクシオンのマルク・デュノワイエ最高経営責任者(CEO)はロイターのインタビューで、エネボパラチドの第3相臨床試験の結果が来年入手できるとの見通しを示し、同薬は年間売上高が10億ドルを超える大型新薬になる可能性があると述べた。

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