1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

午前の日経平均は続落、アジア株安など外部環境の悪化を嫌気

ロイター / 2021年11月18日 12時2分

18日午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比236円92銭安の2万9451円41銭となり、続落した。写真は10月2日、東京証券取引所で撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 18日 ロイター] - 18日午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比236円92銭安の2万9451円41銭となり、続落した。国内での手掛かり材料に乏しい中、前日の米国株式市場の下落やアジア株安、外為市場での円安一服など外部環境の悪化が重しとなり、前場引けにかけて下げ幅が拡大した。

17日の米国株式市場は、インフレやサプライチェーンを巡る懸念に圧迫され下落。米連邦準備理事会(FRB)が予想よりも早期に利上げを開始するとの見方が強まっている。

日経平均は米株安を受けて続落スタートし、その後も時間外取引での米株先物の軟化や香港ハンセン指数、上海総合指数などのアジア株の下落を嫌気し徐々に下げ幅を拡大。一時285円76銭安の2万9402円57銭の安値を付けた。

市場では「米国株よりアジア株の動きが気がかり。来年、北京冬季オリンピックの開幕を控える中、中国では経済活動の制限など厳戒態勢を強める可能性が高まっており、株価下押し懸念が強まっている」(運用会社)との声が聞かれた。

TOPIXは0.52%安の2027.83ポイントで午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆3362億6300万円。東証33業種では、鉱業、海運業、石油・石炭製品、ゴム製品などの28業種が値下がりし、値上がりはサービス業、精密機器、機械などの5業種にとどまった。

個別では、エーザイが3日続落し8%超安。東証1部の値下がり率第3位となった。アルツハイマー病治療薬「アデュカヌマブ」を巡り、欧州当局の委員会が販売承認に否定的見解を示したとエーザイと米バイオジェンが17日に発表し、嫌気する動きが先行した。

そのほか、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループなどの日経平均の値がさ株も総じて軟調。原油価格の下落を受け、INPEX、石油資源開発などの石油関連株も大幅安となった。

半面、リクルートホールディングス、TDK、ダイキン工業はしっかりだった。

東証1部の騰落数は、値上がり536銘柄に対し、値下がりが1524銘柄、変わらずが118銘柄だった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください