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イスラエル軍、ガザの病院を襲撃 火災発生で複数の死傷者

ロイター / 2024年3月18日 17時43分

 3月18日、イスラエル軍は、パレスチナ自治区ガザ地区のシファ病院の敷地内に突入したと発表した。写真は昨年11月、ガザで撮影(2024年 ロイター/Doaa Rouqa)

[エルサレム/カイロ 18日 ロイター] - イスラエル軍は18日、パレスチナ自治区ガザ地区のシファ病院の敷地内に突入したと発表した。パレスチナ保健当局によると、建物の一つで激しい火災が発生し複数の死傷者が出ている。

イスラエル軍は声明で「正確な作戦」を遂行中とし、兵士が病院の敷地に入った際に発砲を受けたため応戦したと指摘。「部隊は病院周辺で活動を続けている」と説明した。

イスラム組織ハマスの幹部が同病院を使用していることを示唆する情報に基づいて作戦を行ったとしている。

病院から1キロほどの場所に住むモハマド・アリさん(32)はチャットアプリを通じてロイターに「突然、爆発音が聞こえ始め、数発の爆撃があり、すぐに戦車が展開し始め、西側の道路からシファに向かい、その後銃声と爆発音が大きくなった」、「何が起きているのか分からないが、ガザ市への再侵攻のように見えた」と証言。軍事行動は午前1時(日本時間午前8時)ごろから始まったという。

ガザ保健省は施設の入口で火災が発生し、病院に避難している女性や子どもらが窒息状態になったと明らかにした。通信が遮断され、手術室と救急治療室に人が閉じ込められているという。

「死傷者が出ているが、火の勢いが強く、窓に近づく者を(イスラエル軍が)標的にしているため救出は不可能だ」と述べ、イスラエル軍による「医療機関に対する新たな犯罪だ」と非難した。

イスラエル軍は部隊に対し慎重に行動し、患者、民間人、医療スタッフ、医療機器への危害を避けるよう指示しているとし、患者は避難する必要はないと述べた。

また、作戦の様子を撮影したとする画質の粗いドローン(無人機)映像を公開した。

ハマスは声明で、病院内の患者や医療スタッフ、避難民の安全に配慮せず、病院の建物を直接標的にした犯罪行為と主張した。

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