韓国の元慰安婦ら、支援団体の集会ボイコット 寄付金の不正流用疑惑で
ロイター / 2020年5月20日 19時23分
国の元慰安婦を支援する市民団体の運営を巡り、寄付金の不正流用などさまざまな疑惑が浮上するなか、この団体が毎週水曜日に日本政府に抗議するためにソウルで開いている集会を慰安婦らが20日、ボイコットした。写真はソウル市内に設置された慰安婦像。2015年12月撮影(2020年 ロイター/Kim Hong-Ji)
[ソウル 20日 ロイター] - 韓国の元慰安婦を支援する市民団体の運営を巡り、寄付金の不正流用などさまざまな疑惑が浮上するなか、この団体が毎週水曜日に日本政府に抗議するためにソウルで開いている集会を慰安婦らが20日、ボイコットした。
「正義記憶連帯」として知られる同団体の尹美香(ユン・ミヒャン)前理事長は4月の総選挙で与党の比例代表候補として初当選したばかりだが、政府の補助金を元慰安婦を支援するためではなく、自身の利益のために流用した疑惑で検察の捜査を受けている。
この日ソウルの日本大使館の外で開かれた抗議集会には数十人の学生らが参加したが、元慰安婦で団体と活動を共にしてきた李容洙(イヨンス)さん(92)や、これまで時々参加していたその他の元慰安婦らは参加しなかった。
李さんは今月、記者会見を開き、尹前理事長が政府の補助金や寄付金を集めるために元慰安婦らを利用しておきながら、それらの資金を慰安婦らのためにほとんど使っていないと批判した。
李さんは1992年から毎週水曜日に開いてきた抗議集会をやめると宣言し、尹前理事長は国会議員になるべきではないと主張した。
聯合ニュースによると、李さんは「水曜日の抗議集会は終わりにすべきだ。お金がどうやって、どこから来るのか分からない。寄付金は私達のために使われるべきだが、これまで決してそうはならなかった」と語った。
尹前理事長は、団体の資金を横領した疑惑や、元慰安婦らが使用するための不動産の購入・売却で多額の損失を出した問題などについて捜査を受けている。
同団体自体も捜査対象となっているが、団体の創設者の1人は20日、「会計上の不備」について謝罪する一方、「人手不足で会計にミスがあったかもしれないが、不正会計ではない」と弁明した。
この記事に関連するニュース
-
韓国2大都市の選挙で惨敗、四面楚歌の文大統領に残された選択肢は?=韓国ネット「ロウソクは消えた」
Record China / 2021年4月8日 20時20分
-
元慰安婦が現職国会議員に「利用されてばかりだった」と証言する映像、韓国で波紋呼ぶ
Record China / 2021年4月8日 11時50分
-
【「慰安婦」問題の現在】韓国の「慰安婦被害者法」該当者は一人もいないことが判明 韓国の研究者まで公然主張、不当な慰安婦への税金支給の調査要求や刑事告発も
夕刊フジ / 2021年4月7日 17時11分
-
肋骨が折れた元慰安婦に歌を歌わせた?支援団体前理事長の韓国議員にさらなる疑惑が浮上、ネットで批判続出
Record China / 2021年4月5日 19時20分
-
韓国発“慰安婦オンラインゲーム” 「R15指定」のプレイ内容と評価
NEWSポストセブン / 2021年3月24日 7時5分
ランキング
-
1韓国で首相交代、5閣僚入れ替えへ…市長選惨敗受け政権浮揚狙う
読売新聞 / 2021年4月16日 21時58分
-
2北京になんと「泥の雨」が降る―中国メディア
Record China / 2021年4月16日 19時20分
-
3日米首脳、台湾やウイグル問題など中国巡り議論 半導体で連携
ロイター / 2021年4月17日 8時34分
-
4海洋放出提訴検討で自縄自縛の文在寅氏…対日外交は一層混迷へ
産経ニュース / 2021年4月16日 18時9分
-
5【海外発!Breaking News】スーパーで買った袋入りレタスの中から生きた毒蛇が出現(豪)
TechinsightJapan / 2021年4月16日 21時0分