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米アトランタの銃撃事件、人種が動機か=アジア系上院議員

ロイター / 2021年3月22日 8時27分

 米南部ジョージア州アトランタ近郊で今月、アジア系女性6人が銃撃で死亡した事件について、アジア系のタミー・ダックワース上院議員(民主党)は21日、「人種が動機だったように思える」と述べた。写真は事件の起きた店の前で17日撮影(2021年 ロイター/Shannon Stapleton)

[ワシントン 21日 ロイター] - 米南部ジョージア州アトランタ近郊で今月、アジア系女性6人が銃撃で死亡した事件について、アジア系のタミー・ダックワース上院議員(民主党)は21日、「人種が動機だったように思える」と述べた。

米連邦捜査局(FBI)のレイ長官は事件について、アジア系米国人に対するヘイトクライム(憎悪犯罪)ではない可能性があるとの見解を示していた。

ダックワース議員はCBSの番組で、「今回のような銃撃事件やその他の同様な犯罪行為が人種差別に起因するものかどうかについて、踏み込んだ捜査を望んでいる」と発言。自身は警官ではなく、個人的に捜査しているわけでもないと断った上で「人種が動機のように思える」と述べた。

上院には現在、同議員を含め2人しかアジア系議員はいない。

ダックワース議員はまた、FBIのレイ長官とガーランド司法長官あてに書簡を送り、ヘイトクライムが過少に報告されていないか徹底調査を要請したと明らかにした。

司法省は先に、アジア系米国人と太平洋諸島出身者に対するヘイトクライムの調査の強化を発表している。

銃撃事件は今月16日、アトランタ市と近郊の3軒のマッサージ店で発生。死者8人のうち6人がアジア系女性だったことを受け、全米のアジア系住民に動揺が広がっている。

当局は、マッサージ店を連続銃撃した容疑で21歳の白人の男を逮捕。容疑者は犯行の動機として性的欲求不満を供述しているというが、警察は人種差別の可能性も排除せず動機の解明を進めている。

バイデン大統領とハリス副大統領は19日、アトランタを訪れ、アジア系に対するヘイトクライムへの対応にあたった。

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