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ECB、国債利回りを注視 YCCには関与せず=レーン専務理事

ロイター / 2021年2月26日 16時55分

 2月26日、欧州中央銀行(ECB)のレーン専務理事(写真)は、最近の国債利回りの上昇を注視しているが、イールドカーブ・コントロール(YCC)には関与しないと述べた。パリえ2019年11月撮影(2021年 ロイター/GONZALO FUENTES)

[フランクフルト 26日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のレーン専務理事は、最近の国債利回りの上昇を注視しているが、イールドカーブ・コントロール(YCC)には関与しないと述べた。

専務理事は26日付のスペインのエクスパンシオン紙に「現段階で、利回りが過度にタイトニングすれば、インフレ・パスに対するパンデミック(世界的大流行)の衝撃との戦いと矛盾することになる」と発言。

「ただ、これは非常に明確だが、われわれが特定の利回りを一定に保つためにイールドカーブ・コントロールに関与することはない」と述べた。

専務理事は、インフレ率は確かに上向いているが、ECBが目指している水準にはまだ達していないとも発言。

「現在われわれが目にしているのは、インフレ・パスの大幅かつ持続的な変化ではない」とし、インフレ率は依然として極めて低く、ECBによる刺激策が必要だと述べた。

専務理事は、ユーロ圏がパンデミックによる不況から第2・四半期に脱し始めると予測。現在のロックダウン(都市封鎖)の影響は1年前ほど深刻ではないだろうと述べた。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

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