震災からまもなく30年 犠牲者の追悼と復興を願うモニュメント「希望の灯り」の分灯始まる
ABCニュース / 2025年1月11日 21時15分
阪神・淡路大震災から30年を前に、神戸市で犠牲者を追悼する「希望の灯り」の火を各地で追悼行事をする団体などに分かち合う、分灯が始まりました。
神戸市の東遊園地にある「希望の灯り」は、震災から5年後の2000年に建てられたガス灯で、被災者が持ち寄った種火を1つにして、犠牲者を追悼し復興を願うモニュメントです。
例年、多くの団体がこの「希望の灯り」から移した火を使って追悼行事を行いたいと要望するため、管理するNPO法人が分灯をおこなっています。
11日に集まったおよそ30団体・150人ほどの学生らの参加者は、ろうそくでランタンなどに移した火を、大事に持ち帰って行きました。
(参加した学生)
「希望の灯りに対する想いは僕たちだけではなく他の人にも知ってもらう必要があると思ったので、学校行事や普段の生活で家族とかにも話していきたいです。」
「私たちがいま出来ることは30年前の今日あったことをいつまでも忘れないことと、いまこの時間を生きることだと思うのでそれをずっと後輩達にも伝えていきたいです」
分灯は11日から、震災30年の節目の17日夕方まで続けられます。
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