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子どもが勝手にキャリア決済で高額課金をしてしまった……。課金できないようにするにはどうすべき?

オールアバウト / 2024年4月4日 21時25分

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子どもがスマホゲームなどに高額課金してしまう事例は近年珍しくありません。勝手に課金できないようにする設定などの対策、子どもに課金についてどのように伝えるべきなのか、「All About」iPhone・SNSガイドの鈴木朋子が解説します。

子どもがスマホゲームなどに課金してしまい、後から高額請求が……という事例は、近年珍しくありません。

そんな子どものアプリ課金について、「All About」iPhone・SNSガイドの鈴木朋子が解説します。

(今回の質問)
子どもが勝手にキャリア決済で課金していました。課金できないよう、どうにか止める方法はないですか?

 (回答)
課金できない設定を行い、親子で課金についてのルールを作成しましょう。

どういうことなのか、以下で詳しく解説します。

多額の課金をしてしまう理由とは?

アプリの課金アイテムは、子どもから見ても魅力的です。特にオンラインゲームでは、課金アイテムを入手することでレベルアップしやすくなったり、ゲーム仲間からうらやましがられたりするため、際限なく課金したくなります。

親が知らないうちに子どもが課金してしまい、請求額が数十万となってしまった事例ももはや珍しくありません。こうしたケースでは、未成年者取消権で契約を取り消すことは困難だと考えておいた方がいいでしょう。

なぜ多額の課金ができてしまうのでしょうか。その理由は主に以下になります。

・子どもに貸した親のスマホ、または親が使っていたお古のスマホにキャリア決済情報が入っていた
・決済時のパスワードの入力を不要にしていた
・決済完了メールをしっかり確認していなかった(子どもに消されていた)
・子どもが有料アイテムだと知らないで買った、もしくはお金を使っている実感がなかった

キャリア決済ではなく、クレジットカードで決済していることもあります。子どもが親の目を盗んで、勝手にクレジットカードを自分のスマホに登録してしまうためです。

課金を防ぐには親の管理が重要

子どもが勝手に課金してしまうことを防ぐには、課金できない環境づくりが必要です。

まず、子どもに親のスマホを貸す場合、決済するパスワードは毎回入力する設定に変更します。お古のスマホを渡す場合には、キャリア決済できないように情報を消す、もしくは毎回パスワードを入力させるようにしておきましょう。

パスワードの設定に関しては、各キャリアのWebサイトに手順が掲載されています。パスワードは子どもに知られないように注意しましょう。

キャリア決済の履歴は毎月確認するようにします。最近はアプリ内の通知やメールが多いため見逃しやすいのですが、早めに課金を発見できます。子どもがメールを消していた事例もありますので、まめにチェックしておくと安心です。

また、子どもが自分専用のスマホを使っている場合、ペアレンタルコントロールの設定も有効です。キャリア決済だけでなく、クレジットカードやプリペイドカードでの課金も制限できます。

iOSなら、子どものApple IDと親のApple IDをひもづけたのち、「スクリーンタイム」の「iTunesおよびApp Storeでの購入」で「アプリ内課金」を「許可しない」、パスワードを「常に必要」に設定します。

アプリ内課金を「許可しない」、パスワード要求は「常に必要」に設定
Androidの場合はGoogleアカウントを「ファミリーリンク」でひもづけ、「ファミリーリンク」アプリ、または「Google Play」アプリで、「購入とダウンロードの承認」、または「購入の承認」の設定を開き、購入を承認するコンテンツを指定します。

「お金を使っている」ことをあらためて認識させよう

そしてもっとも大切なことは、子どもに「お金を使っていることを自覚させる」ことです。キャリア決済などの課金は、実際にお金を支払っていることが分かりづらく、無料だと勘違いしていることもあります。

また、有料アイテムはアプリ内の通貨で購入する仕組みが多く、実際にいくら課金しているのかはっきりと分かりません。年齢によっては、そのアイテムが有料か無料か判断できないケースもあるでしょう。課金の仕組みについて子どもに説明し、課金についてのルールを親子で話し合ってください。

なお、すでに課金してしまってお困りの際は、最寄りの消費生活センターや消費者ホットライン「188」 に相談できます。

この記事の筆者:鈴木 朋子
ITライター・スマホ安全アドバイザー。スマホ、SNS、Webサービスなど、身近なITに関する記事を執筆している。初心者がつまずきやすいポイントをやさしく解説することに定評がある。中高生のスマホ事情にも詳しく、二人の娘を持つ母親でもある。
(文:鈴木 朋子)

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