慰謝料はいくらでも払うから…妻に別れを告げた不倫夫の「愚かすぎる結末」 【後編】
ananweb / 2022年3月26日 20時10分
大学時代から付き合っていた彼と結婚し、安定した夫婦生活を送っていた結衣さん(当時30歳)。ある時、夫の健吾さんの海外駐在が決まり、彼はフィリピンに単身赴任することに。ところが駐在先で浮気をしていたことが発覚。夫を問い詰めると、なんと「浮気相手の女性を本気で好きになってしまった」と打ち明けられたのです。
不倫相手はまさかの女子大生
「浮気相手はどんな女性なの!? と問いただすと、信じられない答えが返ってきました。なんとその女性は、まだ20歳になったばかりの学生。3か月の短期語学留学でフィリピンに来ている日本人だそうです。彼女はもうすぐ留学を終えて日本に帰国するけれど、彼女との将来を本気で考えていると言われました」
結衣さんは信じられませんでした。もともと女好きで浮気性の男性ならともかく、健吾さんは周囲からも「絶対浮気なんてしなそうなタイプだよね」と言われ続けてきました。一途で誠実な夫が、まさか他の女性に心移りするなんて、考えてみたこともなかったのです。しかも相手は10歳も若い女子大生だというのが、さらに衝撃的でした。
「一時の気の迷いに違いないから考え直すようにと、何度も夫を説得しました。私と健吾は、大学時代から一緒にいるんです。10年におよぶ絆が、たった3か月しか知らない相手に劣るなんてありえません。でも、そう彼に伝えると、さらに酷いことを言われたんです…」
夫から「女としては見られない」と言われて…
結衣さんが夫から言われたのは、「10年以上一緒にいて、結衣のことは家族としては好きだけど、女としてはもう見られない」という言葉でした。
「『女として見られない』と言われて、本当にショックでした。しまいには、『心から申し訳ないと思っているし、慰謝料だったらいくらでも払うから、どうか別れてくれ』と頭を下げられたんです。プライドがズタズタになりました。その後、数か月は別居という形で様子を見ていましたが、彼から言われたことがどうしても許せなくて、結局離婚を受け入れました」
こうして二人は離婚をすることになりました。協議離婚でしたが、結衣さんは慰謝料として、相場の数倍高い金額を受け取る形で合意しました。
「ずいぶん多くのお金を手にすることはできましたが、いくらお金を積まれても心の傷は癒えないし、本当に辛かったです。10年以上一緒にいて、心から信頼もしていたし、愛していました。それなのにたった3か月一緒にいただけの女子大生に奪われてしまうなんて…。当時はメンタルのダメージがとにかく大きかったです」
それでも結衣さんは、前向きに生きようと努力しました。心にぽっかりと空いた穴を埋めるように、必死で仕事に打ち込んだのです。
元夫は浮気相手からあっさり捨てられて……
そうして3年が経ったころ。取引先の相手と付き合うことになり、現在結衣さんは婚約中だそうです。
「今の彼とは、仕事がきっかけで距離が縮まりました。とにかく仕事に必死だった時期に、チーム内での信頼を得ることができたためか、上司が抱えていた大型案件を引き継ぐことになりました。その案件で、取引先の担当だった彼と出会いました。すごく優しくて、外見もイケメンだと言われます」
ちなみに、元夫の健吾さんは現在どうなったのかというと……。
「大学が同じだったので、同級生からたまに健吾の近況を聞くんですが…。なんと例の女子学生とは、とっくに別れたそうです。彼女はそもそも健吾と結婚する気なんて最初からなかったようで、そこそこお金のある年上男性を狙っていただけ。健吾は彼女に高級品を大量に貢いだあげく、最後はあっさり捨てられたらしいです。
そんな薄っぺらい関係のせいで私が苦しんだのかと思うと、複雑な気持ちにはなりますが…でもあの時離婚して仕事に打ち込んでいなければ、今の彼とも出会っていなかったかもしれません。今は、健吾と別れてよかったと心から思えますね」
男女が長い期間一緒にいれば、いつかは必ずときめきや新鮮さは失われるもの。結婚して夫婦になると恋愛からは遠ざかり、新しい出会いや刺激が恋しくなってしまう人もいるかもしれません。しかし、今回のケースのように一時の感情に流されてしまうと、本当に大切なものを全て失ってしまうことがあるようです。
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取材・文 小泉 幸
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