【男の本音】「幸せにしてほしい」は禁句?30代男性のリアルな恋愛観
ANGIE / 2016年6月30日 7時0分
「結婚相手の条件は、私を幸せにしてくれる人」と、確固たる理想を描いている独女の方、多いのではないでしょうか。しかしこれは、重い女だと認定される発言なんだそうです。
とはいえ、私も「男性が幸せにしてくれるのが当たり前でしょ?」と思っていました。しかし、イマドキこれは時代遅れ。もしかしたらその思いが、現在の未婚率上昇を招き、結婚できない女性がパーティー会場の地を這っているのかもしれません。
どうして婚活女子は「幸せにしてくれる男」を探すのか
結婚願望がある30代女性たちの言葉を拾ってみると、こうです。
「結婚するなら、私を幸せにしてくれる人がいい。それ普通でしょ」
なぜ、このように考えているのでしょうか。それは彼女たちの育ってきた環境が一つの要因だと感じます。
アラサーの親世代は専業主婦が多数派でした。「女は男に養ってもらうもの」が、母親から教え込まれた常識なのです。私たちが「幸せにしてくれる男」を探すのは無理もありません。
また母親が幸せを感じていない場合、娘に特殊なプレッシャーがかけられるといいます。「お父さんみたいな人じゃなく、あなたをちゃんと幸せにしてくれる男を探しなさい」といわれたこと、ありませんか。理想を叶えたいのですが、今の時代だとちょっと難しくもあるようです。
芸能界一のソロ男!「SMAP中居発言」に映し出される現代
ある日、SMAP中居君がテレビで衝撃の発言をしていました。
「幸せにしてほしいと寄ってくる女は重い」
中居君といえば、40歳過ぎてなお独身。ここ最近は「結婚に向いてない男」としてのキャラも確立しつつあります。そんな彼の言葉を聞いて、2度見、いや5度見しました。
私自身も、「男子たるもの女子を幸せにする義務がある」(少々、傲慢ですが)と思っていたので、「重い」とは衝撃です。なんたること。これは、中居君が特異なのでしょうか。それとも一般男子の考え方……?
現代男子、中居君に共感!?
そこで周りの独身男性に、中居君の発言が共感できるか聞いてみました。
「まあ分かるかな。幸せにしてあげたいけど、自分の収入では養っていけない。一緒に家計を支えてほしい」(33歳・広告)
「共感。万が一幸せにできなかったときの嫁の反応が怖い。どうするの? 離婚するの?」(27歳・SE)
「極端だけど一部共感。男に依存している感じは、たしかに重い」(30歳・出版)
こう見ると、あながち中居君は素っ頓狂な発言をしているのではないようです。ネットをのぞいてみても、「共感しまくり」「いってること超分かる」「中居君の考えは最近では普通」との声もありました。
もちろん、すべての独身男性がこの考えを持っているわけではないでしょう。しかし昨今の、草食男子やジェンダーレス男子の流行や、共働きの家庭が主流になりつつある時代を鑑みると、妙に納得。奥さんを荷馬車に乗せて引っ張るよりも、二人三脚で歩むパートナーシップを、現代の男性は望んでいるのでしょう。
現代男子が求める結婚相手とは
先の中居君はこう続けました。
「不幸な結婚生活でもいいといってくれる人と結婚したい」
なるほど! 衝撃を受けるとともに、私は結婚の本質を見た気がするのです。
結婚は幸せなときばかりではない、これは独身の私でも知っています。人生とは、どんなに努力していても、不幸な出来事も起こります。幸せになるつもりで結婚したら、「どうして私を不幸にするの」と旦那を責めるかもしれません。それは、あまりにも理不尽な話。しかも、自分の幸せが旦那次第というのも、なんだか無責任です。
そうではなく「あなたと一緒に不幸のどん底から這い上がりたい」という気持ちこそが結婚に必要な「愛」だと、独身ながら思ったわけです。
それを聞いてから、私のお相手選びは「一緒に不幸になってもいいか」という基準にシフトチェンジ。しかし、どうすればそんな男性に出会えるのだろう……。そもそも、不幸になりたくない。
なんか、ますます相手が見つからなそうだなあ。
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