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絶えない不安に疲れ。「不安疲労」は生活習慣が原因かも

ANGIE / 2021年6月9日 17時30分


先行きの見えないコロナ禍で、ずっと不安を抱えている人も多いでしょう。不安は私たちの心と体に影響を及ぼします。


「そういえば最近、よく眠れない」「これまで楽しめていたことも楽しめない」と感じていませんか。


内分泌・糖尿病専門医である久保明先生に、不安と疲れについてお話を伺いました。


 


コロナ禍で「不安疲労」が顕在化

コロナ禍で生じる「何となくだるい」という身体的疲労感と、「やる気が出ない」「不安だ」という精神的疲労感が結びついたものが「不安疲労」です。



出典:パラミロン研究会


パラミロン研究会の調査によると、「この1年間で『不安疲労』を感じることが増えたと思いますか」という質問に対し、52.7%が「そう思う・ややそう思う」と回答しています。



出典:パラミロン研究会


あらゆる年代が不安疲労を感じていますが、特に若い世代の女性のほうが不安疲労を敏感に感じているようです。


久保先生は、


「不安疲労を放置していると、常に疲れやすく、免疫力が低下します。それだけでなく、老化を加速させる恐れやうつにつながるリスクもあります」


と警鐘を鳴らします。


 





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当てはまっていないかチェック!不安疲労を悪化させる生活習慣

「そういえば、私も最近やる気が出ない」とドキッとした人もいるのではないでしょうか。


久保先生によると、何気ない毎日の生活習慣が、不安疲労を悪化させている恐れがあるそう。


久保先生に教えてもらった「不安疲労を悪化させる生活習慣」から、ついやってしまいがちなものをいくつかピックアップしてご紹介します。


大音量の目覚ましを使っている


大音量の目覚ましで起きると、反射的に交感神経がオンになります。すると、心拍と血圧が急激に上がり、自律神経に悪影響を与えます


アラームを使わずに自然に起きるのが理想的な目覚め。体の機能も、太陽の光を浴びることで自然と目覚めます。


アラームではなく、外の明るさで起きられるよう、カーテンを少し開けても良いでしょう。


 


スッキリするまでたっぷり昼寝をする


リモートワークをしていると「疲れたからちょっとだけ昼寝」がしやすいですよね。


リラックスできる自宅のソファやベッド、ラグの上で気づけば熟睡していた、ということもよくあります。


仮眠自体は疲労感の解消に役立ちますが、あまり長く眠りすぎると夜眠れなくなるというデメリットも。


仮眠は時間を決め、30分以内で起きると効果的です。


 


運動後に冷たい水をがぶ飲みする


運動後の水分補給は必須ですが、冷たい水をたくさん飲むと腸内から体温が急激に下がります。


すると、体温を調節するために自律神経がフル稼働するため、かえって疲れてしまうのです。


運動後は冷たい水を飲みたくなりますが、体温に近い水のほうが、体に負担をかけません。


 


高たんぱく・低糖質の食事ばかり摂る


高たんぱく・低糖質の食事が人気ですが、たんぱく質は腸内の有害菌のエサになってしまいます。


また糖質に含まれている食物繊維は腸内の有用菌のエサとなりますが、低糖質にかたよりすぎると食物繊維が足りず、腸内環境が悪化します。


腸内環境が悪くなると脳にも悪影響を及ぼします。特定の食材にかたよらず、発酵食品や食物繊維を含めたいろいろな食材を食べ、腸内環境を整えることが大切です。


 


腸ケアが不安疲労解消の足掛かりになるかも!生活習慣を見直そう

腸と脳は互いに影響し合うため、不安からくる疲労を抑えるには腸のケアがとても大事です。


腸をケアして体をいたわることで、疲れにくい体になるだけでなく、健やかな精神状態も作りやすくなります。


不安疲労を感じている人は、ぜひ普段の生活習慣を見直し、変えられるところから変えていきましょう。


 


記事監修


久保明先生

東海大学医学部客員教授/内分泌・糖尿病専門医/医学博士


慶応義塾大学医学部卒業。予防医療とアンチエイジング医学に取り組む。


医療法人財団百葉の会 銀座医院院長補佐・日本臨床栄養協会副理事長。



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