画像強調機能で、内視鏡による微小な病変の発見をサポート LED光源搭載内視鏡システム「6000システム」新発売
@Press / 2018年5月8日 13時45分
富士フイルム株式会社(社長:助野 健児)は、臓器の粘膜表層の微細な血管や、粘膜の微細な構造などを強調して表示する機能「BLI」(*1)や、画像の赤色領域のわずかな色の違いを強調して表示する機能「LCI(Linked Color Imaging)」などの画像強調機能により、微小な病変の発見をサポートするLED光源搭載内視鏡システム「6000システム」を、富士フイルムメディカル株式会社(社長:新延 晶雄)を通じて5月16日より発売します。本システムには、ワンステップの簡単な操作でプロセッサーに装着できる4種類の専用スコープが含まれています。
なお、本製品を5月10日から12日までグランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)で開催される「第95回 日本消化器内視鏡学会総会」に出展いたします。
◆詳細はWebページをご覧下さい。
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http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_1289.html?link=atp
内視鏡検査における画像の高画質化に伴い、消化管内部を直接かつより鮮明に見ることができるようになりました。当社は、光源に波長の異なる「白色光観察用レーザー」と「狭帯域光観察用レーザー」の2種類のレーザーを用いた内視鏡システム「LASEREO(レザリオ)」を2012年に発売。2種類のレーザー光の発光比率を変えて粘膜表層の微細な血管や構造などを強調して表示する機能「BLI」(*1)や、画像の赤色領域のわずかな色の違いを強調して表示する機能「LCI」などにより、微小な病変の発見をサポートし、特に早期がんに特徴的な粘膜表層の微細血管などの変化の観察で、医療機関から高い評価をいただいています。
今回発売するLED光源搭載内視鏡システム「6000システム」は、複数のLED照明の発光強度比を高精度に制御して、白色光と短波長狭帯域光を生成することができます。照射した光と画像処理を組み合わせることで、観察に適した画像を作り出す技術「Multi-Light Technology(マルチライトテクノロジー)」により、「LASEREO」と同様の画像強調機能を実現し、微小な病変の発見をサポートします。
本製品は、スコープ先端部の撮像素子が捉えた電気信号を映像信号に変換し、液晶モニターに映し出すプロセッサーと、LED光源を一体化したコンパクトモデルです。スコープとのインターフェースには、電気接点を使わずに映像データの転送(*2)と、電力の供給(*3)を行う無接点技術を採用。電気接点が物理的に摩耗することがなく、接触不良を抑制します。
画像1:
https://www.atpress.ne.jp/releases/156094/img_156094_1.jpg
また、本製品専用の、上部消化管用・下部消化管用スコープ各2種を同日発売します。従来は、スコープをプロセッサーと光源にそれぞれ接続しなくてはなりませんでしたが、これらのスコープは、プロセッサーに接続するだけで使用可能なワンステップコネクターを採用。簡単に着脱できるため、検査の準備がスムーズに行えます。さらに、医師の内視鏡検査における手技を徹底的に分析し、各種操作ボタンの高さと位置を、片手ですべて操作できるように設計しました。また、消化管内の体液などを吸引するボタンや、スコープの先端部を上下左右に操作できるアングルノブなどを直感的に操作できるようにしました。これにより、これまで以上にスムーズな検査を実現し、検査時間の短縮が期待できます。
「6000システム」は、当社のキセノン光源搭載内視鏡システム「Advancia(アドバンシア)」用スコープ(*4)にも対応しており、既存スコープを引き続きご利用いただけます。
富士フイルムは、今後もさまざまな医療現場のニーズにこたえ、検査の効率化と医療の質の向上、人々の健康維持増進に貢献していきます。
*1 「Blue Light Imaging」および「Blue LASER Imaging」の略。
*2 光通信方式による。
*3 電磁誘導方式による。
*4 600システムスコープ、580、550、530シリーズスコープ。ただし、530シリーズスコープの一部を除く。
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