KPMGコンサルティング、MR・AI技術を活用した製造部品選別プログラムを開発し、特許を取得
@Press / 2020年4月7日 11時0分
KPMGコンサルティング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長: 宮原 正弘、以下、KPMGコンサルティング)は、MR技術(Mixed Reality:複合現実)とAI技術(Artificial Intelligence:人工知能)を活用した「物品分類方法及びプログラム」を開発し、特許を取得しました(特許第6641396号)。
本プログラムは、分類対象となる物品の画像データとすべての物品の3D CAD(computer-aided design)データを比較し、それぞれの評価値を基に類似度が一番高い物品リストを出すアルゴリズムです。また、作業現場でノイズを抑えた画像データの撮影を可能とする装置等を含みます。
例えば、作業現場において設置済みの部品と新しい部品を交換する場合、従来はどの部品と交換すべきかを紙ベースのマニュアルが頼りでした。しかし、種類自体が数万種あり、かつ部品自体が類似しているものが多く、また製造番号や記号が塗装や劣化により読み取れないなど、該当の部品を探すまで時間を要していました。本アルゴリズムを活用することで、対象となる物品と類似度が高い物品リストを提示することができ、選定の時間を大幅に短縮することが可能となります。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/209864/LL_img_209864_1.jpg
物品分類方法及びプログラムの概要
KPMGコンサルティングは、本プログラムを基に様々なデバイス(モバイル、スマートグラス、タブレットなど)とAIを組み合わせたソリューション「Holoman(Holographic Manufacturing)」を開発し、製造現場における業務改革支援を行っています。
本ソリューションは具体的に以下の取り組みを可能とします。
1. 製造現場において、作業者がマニュアルで行っている部品の識別や熟練者の判断による生産品の品質管理などを画像認識AIとMRの表示で行うことで、作業オペレーションの効率化を可能とする
2. 業務プロセスに慣れていない、また経験の浅い社員のOJT(On-the-Job Training)トレーニングに活用することで、教育や指導に係る時間が短縮され、企業の生産力向上とリソースの節約が可能となる
製造業界においては、熟練者の退職による後継者・人手不足、海外工場との価格競争、市場環境のサイクルが短期的など、日本企業はこれらの環境の変化に迅速に対応することが求められています。KPMGコンサルティングは本プログラムをはじめとし、デジタルテクノロジーや先端技術を活用し、製造現場における業務効率化、デジタルトランスフォーメーションの支援をさらに強化していきます。
■KPMGコンサルティングについて
KPMGコンサルティングは、KPMGインターナショナルのメンバーファームとして、ビジネストランスフォーメーション(事業変革)、テクノロジー、リスク&コンプライアンスの3分野でサービスを提供するコンサルティングファームです。戦略、BPR、人事・組織、PMO、アウトソーシング、ガバナンス・リスク・コンプライアンス、ITなどの専門知識と豊富な経験を持つコンサルタントが在籍し、金融、保険、製造、自動車、製薬・ヘルスケア、エネルギー、情報通信・メディア、サービス、パブリックセクター等のインダストリーに対し、幅広いコンサルティングサービスを提供しています。
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プレスリリース提供元:@Press
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