地味だけど、とっても重要なゴムパーツ!! インシュレーター【バイク用語辞典】

バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。

■吸気周りの重要パーツ

　インシュレーターとはエンジンと吸気機器（FIのスロットルボディもしくはキャブレター）をつなぐ硬質ゴムで作られたパーツです。

エンジンとキャブレター／スロットルボディを接続するインシュレーター。劣化してヒビなどが入ると二次エアを吸ってしまいエンジンに不調が起こります

「インテークマニホールド」や「インマニ」、「マニホールド」などと呼ばれることもあります。

エンジンとキャブレター／スロットルボディを接続するインシュレーター

　スロットルボディからエンジンへの空気の通り道を作るパーツなので、密閉性が重要です。しかしゴム製のため、経年劣化などでひび割れてしまうことも少なくありません。そうして劣化などによって起きた空気流入を二次エアと呼びます。

エンジンとキャブレター／スロットルボディを接続するインシュレーター。劣化してヒビなどが入ると二次エアを吸ってしまいエンジンに不調が起こります

　二次エアを吸い込むと混合気のセッティングが狂ってしまい、エンジンが本来の性能を発揮できなくなってしまいます。スロットルボディのメンテナンスを行う際など、定期的な点検をしましょう。