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『ガンダムSEED FREEDOM』デスティニーインパルス登場案が存在した!CGスタッフが明かす裏話

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年4月3日 12時31分

 ガンダム映画シリーズ歴代ナンバー1の興行収入を記録している映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の大ヒット御礼スタッフトークが2日、新宿ピカデリーで行われ、プロデューサーの仲寿和と3DCG制作デスクの藤田進夢が出席。CG制作の裏側を明かしたほか、本作に登場予定だった幻のモビルスーツ(MS)について語るひと幕もあった。(以下、映画のネタバレを含みます)

 公開から約2か月(66日間)で興収42億2,000万円、観客動員数250万9,000人を突破した映画の大ヒットを記念して、本作のスタッフが登壇する「スタッフトーク」を2回にわけて実施。1回目となる今回は「CG制作について」と題して、会場でしか観られない秘蔵映像を交えながら、制作の裏側を説明する密度の濃いトークが展開された。

 藤田が出席することになった理由について、仲プロデューサーは「アニメをつくる行程で、藤田くんがいちばん3Dモデルのチェックに立ち会い、アニメーションのチェックに立ち会っている人。そこで(メカニカルアニメーションディレクターの)重田智さんや福田(己津央)監督が何を言っていたのか、そこでしか出てこない言葉を一番浴びている人だから」と語る。

 また藤田は、MSデザインの過程について以下のように説明した。「もともと大河原(邦男)さんの設定画があるんですが、ただ『SEED』というのはテレビアニメがもともとあり、あのときは重田さんや作画さんのリファインによってケレン味やリファイン、プロポーションなどもけっこう変わっていたんです。そこで、重田さんならこう描くかなというところを踏まえて初回モデルをつくってから、重田さんにチェックしてもらい、そこでとても緻密なチェックマークが返ってくる。そしてそれを頑張って再現しようというところで、3Dモデルを完成させました」

 通常のスタンダードなアニメーション制作の場合、設定画に合わせて3Dモデルをつくっていくそうで、近年では『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』や『機動戦士ガンダムUC』などがそうしたスタイルだったというが、今回は数が多いということや、昔の自由だった時代のつくり方を踏襲するなどの諸事情を加味し、映像の印象をCGスタッフにフィードバックしてから、CGモデル制作を行った。

 『ガンダムSEED FREEDOM』に登場するMSは49機。それぞれの機体に対して、全体のプロポーション、およびアップのディテールなどを織り込むことから、49×2でおよそ100近いモデルを作成したという。さらに、そこから戦闘で腕などが壊れたバージョンのMSなども、別パターンとして追加で作成した。

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