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山崎賢人のマイルール「頭は常にクールで」 経験が結実した安倍晴明役

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年4月1日 8時2分

 ビッグタイトルを次々と大ヒットに導いている山崎賢人(※崎は「たつさき」)。超売れっ子の彼が、近年の映画『キングダム』シリーズ(2019、2022、2023、2024)や『ゴールデンカムイ』(2024)とはガラリと異なる魅力を見せるのが『陰陽師0』(4月19日公開)だ。夢枕獏のベストセラー小説「陰陽師」シリーズに登場する実在の呪術師・安倍晴明は、これまで何度も映像化されてきたが、山崎が本作で演じるのは、まだ学生だった若かりし日々の晴明。近年とみに極めて高い身体能力を見せつけてきた山崎が、本作では一味違う“雅なアクション”にも臨んでいる。山崎が、本作への外的&内的アプローチの裏側、常に撮影現場で自身に課しているルールについて語った。

 監督は、原作者・夢枕獏が「『陰陽師』を映画化するならこの人に」と名指しで希望した、『K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝』『アンフェア』シリーズなどの佐藤嗣麻子。陰陽師や呪術を研究し尽くした佐藤監督がオリジナル脚本を執筆し、日本呪術界の第一人者で小説家の加門七海が呪術監修として参加。その世界観をVFXで補完するのは、先ごろ『ゴジラ-1.0』で米アカデミー賞視覚効果賞を受賞した白組だ。

 劇中に現出された平安時代の雅な世界観を、山崎は「セットや美術にもこだわりが詰まっていて、本当に美しかったです。セット内ではお香が焚かれていて、床にはお花が敷かれ、さらにそれをライティングで際立たせていて。とても長い着物を着た徽子女王(奈緒)も本当に綺麗でした!」と実感のこもった口調で思い返す。

 そんな時代を生きた若き晴明を演じるにあたって、山崎は「まず(背中に)一本筋が通ったような、美しく見える姿勢に正しました」と明かす。「衣装を着た状態でいかに美しく見えるか。袴に合う動き方として、歩く時も座る時も立ち上がる時も、“よっこらしょ”と動くのではなく、一瞬でスッと動作が完了するような感じ。難しかったのは、袴が引っ掛かりやすいこと。袴を邪魔しない動きを指導していただきました」。そうして体得した優雅な立ち居振る舞いが、いともたやすく呪術を操る天才呪術師・晴明の、どこか浮世離れした風情に繋がっている。

 特に目を引くのが、手印をサッと繰り出す山崎の“手”の美しさ。「呪術を唱える際に手印を結ぶので、指が柔らかく動くように曲げたり伸ばしたり、指のストレッチを常にしていました。それによって指使いや可動域がかなり変わるんです。ただ、最初はかたくて指を大きく開くことも難しかったので、鍼も打ってもらいました」と、長い指で鮮やかに手印を披露する。

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