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謎多き日曜劇場「アンチヒーロー」は初回冒頭から“圧巻” 長谷川博己「話せないことが多い」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年4月6日 15時59分

 TBSの日曜劇場「アンチヒーロー」(4月14日スタート)で主演を務める長谷川博己が6日、TBS本社で行われた「TBS DRAMA COLLECTION 2024 SPRING」内のトークイベントに出席。2017年放送の「小さな巨人」以来、約7年ぶりの日曜劇場主演となる長谷川は「これからドラマが変わっていくような感じがする」と期待をにじませた。トークショーには長谷川のほか、北村匠海、堀田真由、大島優子、木村佳乃、「VIVANT」以来の日曜劇場出演となる林泰文も参加した。

 「アンチヒーロー」は、依頼人が100%有罪でも無罪を勝ち取る危険な弁護士(長谷川)を通して、視聴者に正義は何なのかを問いかける逆転パラドックスエンターテインメント。長谷川は「話せないことが多いんですよね」と自身が演じる弁護士が謎多き人物であることを明かすと、周囲から「このドラマは長谷川博己にかかっている」という期待を持たれていることに、「毎日楽しくやらせていただいています。正義とも悪ともとれる役柄。何が正義で何が悪なのか……というのを体現しているキャラクターなので、とにかく自分でも何物なのかということを決めつけないでやっていきたいです」と意気込みを語る。

 ヒーローなのか、アンチヒーローなのか……第1話の冒頭から衝撃的なセリフからスタートする本作。物語全体に緊張感あふれるシーンが続くが、長谷川演じる弁護士と同じ事務所で働く新人弁護士役の北村は「長谷川さんはとても渋くて格好いいのですが、本当はすごくチャーミングな方なんです」と告白し、「重厚なお芝居を見せてくださるのですが、カットがかかると表情が変わる。とても人間らしい方」とハートフルな人柄であることを明かす。

 北村と同じく主人公の同事務所でタッグを組む女性弁護士役の堀田も「本当に第1話の冒頭のシーンと法廷のシーンは圧巻です」と長谷川の演技に引っ張ってもらったことを明かすと、「カットがかかると、途端に柔らかくてチャーミングになるんです。この間もこのドラマのLINEスタンプを作りたいって言ってらっしゃって」と長谷川のおちゃめなところを述べていた。

 本作の見どころの一つに、法廷での膨大な量のセリフがある。劇中ではスラスラと見事に法律用語を操っているが、長谷川は「噛みまくりです」と苦笑い。「毎日セリフを覚えるためにブツブツ言っていますし、裁判も傍聴しました」としっかり準備をしていることを明かしていた。

 長谷川にとって、日曜劇場枠の主演は2017年放送の「小さな巨人」以来約7年ぶり。「気がつけば僕が一番年上なぐらいの現場。年下のプロデューサーさんに監督さんと一緒に仕事をしていると、これからドラマが変わっていくなと感じさせられる」と印象を述べると「『日本のドラマはもっとすごくなるぞ』と胸を張ってやっていければと思います」と期待を口にしていた。(磯部正和)

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