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運命の相手も見抜ける?ユングの心理学に見る「8つの性格類型」

ココロニプロロ / 2018年12月22日 16時55分

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カール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung)の名を聞いたことはあるでしょうか。スイスの精神科医、心理学者で分析心理学の創始者です。

ユングは、言葉の連想から無意識に抱えているものを意識化する、といった「連想実験」を行いました。

人の心には「意識」「個人的無意識」「普遍的無意識」があるとし、さらに人間の性格を8つのタイプに分けて理解しようとしたのです。その、ユングが唱えた「タイプ論」を解説していきます。

■人の心には2つの傾向がある
ユングはまず、人の心は外向型(extraversion)と内向型(introversion)の2タイプに大別できると説きました。
勘違いされがちですが、いわゆる「外交的=活発」「内向的=おとなしい」とは意味が異なります。

「外交型」は、関心や興味の多くが自分以外の人物や状況に向いていて、何か行動しようとしたときの基準が他人の評価に依存するタイプ。一般的には公平で、社会への順応性が高いという特徴があります。

わかりやすい例を挙げると、雑誌やネットに書かれたことを事実だと思い込みやすい人は、この型が強いと言えるでしょう。

対して「内向型」は、心のベクトルが常に己の内面に向かっていて、心の中にある信念や自己の感情を基準に物事を判断します。観念的で閉鎖的な部分がありますが、非常に思慮深く個性が育ちやすいタイプです。

ちなみに、人の性格は上記のいずれかに属する、というわけではありません。以下で紹介する4つの基本機能が、「外交型」か「内向型」かどちらかの要素を持っているのです。

■4つの基本機能
ユングは次に、心には4つの基本機能があるとしました。それは「思考」「感情」と「感覚」「直感」です。

「思考」が発達している人は「感情」が未熟であり、「感覚」が発達している場合は「直感」が未熟になります。それぞれ対になっているのです。

どういうことか、具体的に見ていきましょう。例えば、ある人がとてもおいしそうな料理を食べたとします。その際に思うことは…

・思考が優れている人
まず「食感と味わいから原材料は○○と××で…」と考えます。

・感情が優れている人
「うわぁ、おいしい!」と感じます。

・感覚が優れている人
「白いお皿に赤と緑を効果的に配置している」と捉えます。

・直感が優れている人
「これは鉄人シェフの料理では!?」と明確な根拠がないまま決めつけます。

4つの機能の優劣があり、さらに各々の機能は「外交型」か「内向型」かの特性を持つのです。

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