『自分という交差点を生きる』石井ゆかり・鏡リュウジらが語る「風の時代」

鏡リュウジさんをナビゲーターとして、12月22日に開催された「重なる木星と土星を眺める夕べ」。豪華なゲストを招いて「グレートコンジャンクション」を多角的に語るオンラインイベントのレポートの後編をお届けします。

■トリのゲストは石井ゆかりさん
占星術家のSUGARさんを迎えた【第1部】のテーマは「グレートコンジャンクションとは」ということで、マニアックな情報も含め、新しい時代の展望を伺いました。【第2部】では、宇宙物理学者の磯部洋明さん、ぐら（astrogrammar）さんと共に、歴史を紐解きながら占星術と科学の違いや共通点を見出す、実に興味深い内容をお届け。

そして【第3部】にはライターの石井ゆかりさんが出演し、新しい時代を乗りこなしていくコツを探っていきました。

◎当日のプログラム

ナビゲーター　鏡リュウジさん（占星術研究家）
MC　大橋マキさん（アロマセラピスト）

【第1部】大会合の三角形「グレートコンジャンクション」とは
ゲスト：SUGARさん（占星術家）

【第2部】科学と占星術のあいだ
ゲスト：磯部洋明さん（宇宙物理学者）、ぐら（astrogrammar）さん（古典占星術師）

【第3部】新しい時代の幕開け
ゲスト：石井ゆかりさん（ライター）

■【第3部】新しい時代の幕開け
中継先のカナコー天文台（神奈川県）の青く美しい月面映像をバックに【第3部】がスタート。ゲストの石井ゆかりさんに寄せられた質問を中心に「これから始まる風の時代は、どのような歴史を綴るのか」というお話が展開します。

◎時代の変化を感じるのはどんな場面？

視聴者からいくつもの質問が届いていたのですが、その一つが「地（物質）から風（情報）へ、といった漠然としたことは頭に入ってきても、今ひとつピンときません。新しい時代の変化を、どういった場面で肌で感じていますか？」というものでした。

石井さんは「インターネットなど、情報・コミュニケーション技術は風の世界のものですが、そういったハイテクなことが不得意な人たちも、世の中の流れに巻き込まれて使うようになったというのが、風の時代を実感できる出来事の一つだと思います」と回答。

鏡さんやMCの大橋さんも「つながり方の変質を感じるようになった」と続けます。コロナ禍の中、インターネットを通じてリモートワークが可能になったり、オンラインイベントが行われることで、今までのリアルなイベントには参加しづらかった人もつながりやすくなったりした、という動きはみなさんも感じているはず。