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ドバイの高級ホテルで堪能する 憧れのアフタヌーンティ& 「体をケアするチョコレート」

CREA WEB / 2024年3月13日 7時0分

 世界屈指の大都市へと変貌と遂げたアラブ首長国連邦(以下、UAE)のドバイ。中東には、デーツやバクラヴァといった中東菓子が存在しますが、ここドバイでは、「新しい中東スイーツ」が誕生しています。唯一無二のエミラティ・アフタヌーンティと、家族の健康を願う気持ちから生まれた次世代のチョコレートを紹介します。


超高級リゾート「アトランティス・ザ・ロイヤル」で楽しむ斬新スイーツ

 ドバイには、印象的なデザインの建造物が多いのをご存じですか? たとえば、映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』の舞台となった、高さ828メートルを誇る世界一の高層建築物「バージュ・カリファ」。そして、放射状に広がる世界最大の人工島「パーム・ジュメイラ」も、一度見たら忘れることができない特徴的な建造物です。その「パーム・ジュメイラ」の突端に位置する超高級リゾートホテルが、「アトランティス・ザ・パーム」。巨大なゲートのようなランドスケープは、2023年2月にオープンした系列ホテル、「Atlantis The Royal(アトランティス・ザ・ロイヤル)」も、インパクト大な建築です。


中央に見えるブロックを積み上げたようなホテルが「アトランティス・ザ・ロイヤル」。左端に見えるのが、「アトランティス・ザ・パーム」。(写真提供:アトランティス・ザ・ロイヤル)

「アトランティス・ザ・ロイヤル」の1階にあり、エミラティ・アフタヌーンティを楽しめる1階ラウンジ「ロイヤルティールーム」では、クラシックな英国式アフタヌーンティに加え、UAE式アフタヌーンティ(=エミラティ・アフタヌーンティ)を堪能することができます。


開放的なロイヤルティールームで優雅なひとときを。窓からは噴水なども見える。(写真提供:アトランティス・ザ・ロイヤル)

 エミラティ・アフタヌーンティは、20種類以上のティーやコーヒーから好きなものを選び、中東菓子とともに楽しむスタイル。本場の中東菓子と聞くと、デーツやバクラヴァを筆頭に、「甘い(甘すぎる)」イメージを抱く人も多いかもしれませんが、ロイヤルティールームで提供する中東菓子は、甘さ控えめの「大人の中東菓子」。


タピオカのことをフィリピンでは「サゴ」と呼ぶ。見た目はイクラだが、味は上品なココナッツ風味のタピオカ。

「私はマカオに住んでいたから、タピオカは日常的なものでした。私たちが手掛けるエミラティ・アフタヌーンティは、私のキャリアの中で出会ったものと、エミラティのスイーツを融合させている。私のチームには65人のパティシエがいるのですが、すべて自分たちで考え、作っています。ここでしか食べることができないスイーツです」(エグゼクティブ・ペストリーシェフのChristophe Devoilleさん)

 アラビア湾岸諸国で食べられる「KHANFAROOSH」(ハンファルーシュ)というお菓子は、一般的にはカルダモンやサフランを使ったドーナツのようなお菓子。ところが、Devoilleさんの手にかかるとクレープのようなスイーツへと昇華します。


ロイヤルティールームの「KHANFAROOSH」は、アーモンドペーストのクレープに、アフラン、アラビアチーズ、黒ゴマ、ドバイ産のはちみつを混ぜて楽しむスイーツ。

ピスタチオ、カシューナッツがぎっしりと入っている自家製バクラヴァ(左)。スイートチーズの生地にローズウォーター、ピスタチオ、チェリーを混ぜたお菓子(右)。伝統的な中東菓子も、よりハイセンスな一品へとグレードアップされている。

 ドバイの歴史と日常を知ることができるエミラティ・アフタヌーンティをぜひ体験して。


このアフタヌーンティはおよそ17,000円(2名)ほどで楽しめる。

Atlantis The Royal

所在地 Palm Jumeirah, Crescent Rd , The Palm Jumeirah ,Dubai, UNITED ARAB EMIRATES
https://www.atlantis.com/dubai/dining/the-royal-tearoom

「チョコレートを食べるという罪悪感をなくしたい」

「CO Chocolat(コ・ショコラ)」は、Iman SuguitanさんとLuchie Suguitanさん、二人の姉妹が共同経営する、中東初のファーム・トゥ・テーブル・チョコレート工場。ドバイの郊外にありますが、地元の人々からは「体をケアする美味しいチョコレート」と評判を呼んでいるそうです。

「糖尿病やビーガン、グルテン不耐症、あるいは特定の食事が必要な場合でも、美味しいお菓子を食べることはできないかと考えたのが始まりです」(姉のImanさん)

 目を付けたのが、故郷フィリピンのカカオを原料とするチョコレート。二人は、カカオを研究するため、母国に戻ることを決意。やがて熱意は広がり、地元のカカオ農園、農業従事者、政府職員ともリレーションシップを深め、高級カカオを栽培する方法を習得したそう。

 あらためてドバイでチョコレート・ビジネスを立ち上げると、投資家たちから協力の申し出が続々と届いたといいます。現在まで、さまざまな国の40人を越える投資家が集まり、彼女たちの取り組みを支援しています。

「ドバイは、人生を変えてくれるパワーがある場所だと思います。良いものをサポートしたいという人々が、たくさんいるんです」(Imanさん)


店内では、パッケージされたチョコレート以外に、クッキーやフレッシュジュースなども販売している。

「CO Chocolat」で作られるチョコレートをはじめとした製品は、上質なカカオと、ココナッツシュガーやデーツシュガー、サトウキビといった天然甘味料によって作られているので、高血圧な人も、糖尿病を患う人も、安心して口福にあずかれます。


さまざまなフレーバーがあるが、写真のチョコレートは、一律で32ディルハム(約1200円)。「NO STRESS HERE」「EAT YOUR GREENS」などネーミングもユニーク。チリパウダーをふんだんに使ったチョコレートや、コラーゲンの入ったチョコレートなど、体に良い作用をもたらすチョコレートを作っている。

「天然甘味料だけで、十分美味しくなるんです。それでいて、体に害はない。罪悪感を感じないでしょ? それこそ、私たちが作りたかったチョコレートなんです。チョコレートって、もっと幸せを感じながら食べるもの。チョコレートって、もっと幸せを感じながら食べるものだと思うんです。わくわくしながら包装を解いて、笑顔で頬張るものであってほしい。私たちは、心身ともにケアできるチョコレートを作り続けたいです」(Imanさん)


事前に予約をすれば、チョコレート作り体験(有料)も可能。最後のパッケージまで、丁寧にレクチャーしてくれる。

CO Chocolat

所在地 S-16 Plot 6, Warsan 3,Dubai, UNITED ARAB EMIRATES
https://cochocolat.com/

ビジット・ドバイ内日本語情報ページ

https://www.visitdubai.com/ja

• Instagram:@visitdubai.jp
• Facebook:https://www.facebook.com/visitdubai
• X(旧Twitter): @visitdubai_jp

取材・文・写真=我妻弘崇

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