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ストウブが欠かせない! フランスの食文化と北部の街・リールの街探訪

CREA WEB / 2024年3月20日 7時0分


ストウブとフランス食文化のアツアツな関係。

 フランス・メルヴィルでの工場見学をもとに、鋳物ホーロー鍋「STAUB(ストウブ)」が50年もの間愛され続けてきた理由を解剖した前編。後編では、メルヴィルの近郊にある都市リールの街の魅力とともに、ストウブがフランスの食文化にどのように根ざしているのかをお届けしていきます。


ベルギーとの国境の美しい街「リール」へ


パリとはまた異なる、ベルギーやオランダに通じる美しい街並み。

 メルヴィルの工場からリールへは、車で30分ほど。ベルギーとの国境に近いフランス北部にあり、中世にはフランドルと呼ばれていた地域です。古くから交易都市として栄えていたリールの中央広場には、豪奢な佇まいのアール・デコ様式の建物がそびえ立っています。ランドマークの鐘楼は世界遺産にも登録されているそう。


リールの鐘楼は高さ104メートルで、世界遺産に登録されている。

 路地を入って、17世紀築の赤レンガ造りの建物が並ぶ旧市街へ。まるでおとぎ話の世界のような可愛らしい街並みが続きます。

 リールを訪れたからには、必ず行っておきたいのが「Meert(メール)」の本店。1761年創業の老舗パティスリーで、名物のゴーフルを楽しめます。


クラシックな外観がひと際目を惹く、メールの本店。

 ゴーフルとは、フランス語でワッフルのこと。薄いブリオッシュ生地にマダガスカル産バニラのペーストを挟んだ生菓子です。しっとりとした柔らかい生地とシャリッとした食感の甘いペーストが絶品! 1849年以降、ずっと同じレシピで作っているそう。定番のバニラのほか、キャラメルやピスタチオ、マロン、ラムレーズンなど、フレーバーも豊富です。


お土産には、箱入りの6枚セットを。19.90ユーロ。

 パリにも支店はあるけれど、リール本店のシックな内装は訪れる価値あり! そしてカフェスペースにて、パリでは提供していないケーキをいただくこともできます。ゆっくりお茶を楽しんだ後、ゴーフルやジャム、茶葉をお土産にするのがおすすめ。


天井高のある、ラグジュアリーな空間。奥にカフェスペースも。

ミルフィーユはサントノレなど、ケーキも絶品。

Meert(メール)

所在地 25-27 Rue Esquermoise, 59000 Lille
https://www.meert.fr/fr/

青いネコがマークのパティスリー


青いネコのマークが目印の可愛らしい店。

 リールは甘いもの好き天国の街。「Au Chat Bleu(オ・シャ・ブル)」は、ネコをモチーフにしたショコラトリーです。

 1912年、フランス北部のル・テュケ=パリ=プラージュで創業されました。

 ネコの顔や肉球が描かれた、愛らしいチョコレートはお土産にぴったり! 見た目だけでなく、味もお墨付きです。


常時80種類のチョコレートを展開し、量り売りも用意。

Au Chat Bleu(オ・シャ・ブル)

所在地 3 Rue des Manneliers, 59800 Lille

巨匠が提案する、ストウブを使ったココット料理


パリ8区、凱旋門から徒歩5分ほどの場所にある。

 さて、シェフたちの協力によって生まれたストウブのココットは、現在もフランスのレストランで愛用され続けています。リールでも、レストラン「Club Marot(クラブ・マロ)」などで使用されていますが、パリで有名なストウブ愛用レストランが「Les Cocottes(レ・ココット)」です。

 パリ8区の凱旋門やシャンゼリゼ通りからほど近くにあり、名シェフ、クリスチャン・コンスタンが手がけています。巨匠の店といえど、気軽に家庭的なフレンチを楽しむことができるカジュアルなビストロです。


エントランスを入ると、すぐにストウブのココットが並んだ棚がお目見え。

明るい木目調のインテリアで、広々と開放的なレストラン。

 クリスチャン・コンスタンがこだわったのは、ストウブのココットによって、食材の新しい風味や懐かしい味わいを引き出すこと。新鮮な季節の食材を使用し、煮込んだり、焼いたり、さまざまな調理法を駆使。フランスの伝統的なレシピをもとに、新感覚の肉や魚、野菜料理を提供します。おおらかで温もり溢れる料理から、ココットの魅力を存分に堪能できるはず!


仔牛のシチュー(32ユーロ)や野菜のポトフ(22ユーロ)など、ココットの煮込み料理は絶品。

Les Cocottes(レ・ココット)

所在地 2 Av. Bertie Albrecht 75008 Paris
https://www.lescocottes-arcdetriomphe.fr/fr/

 この春、ストウブでは創業50周年を祝し、新色のシトロンカラーを発売! 幸せを呼ぶと言われるフレッシュなレモンイエローがキッチンに華やぎを添えてくれそうです。フランスの暮らしに欠かせない、ストウブの魅力を堪能してみてください。


シトロンカラーのココットが、料理のバリエーションを広げてくれそう。

文=鈴木桃子

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