岡本翔子の星占い 【蟹座】4月の運勢 「だれかになりたいと願うことは」

蟹座

6月22日～7月22日生まれ

Wanting to be someone else is a waste of who you are.
「他のだれかになりたいと願うことは、自分自身のムダ遣いだ」

　天頂で水星が逆行しています。対社会や仕事で、知的かつ有能だと思われたくて、あれこれ頑張ってしまう傾向があります。たまに的外れなことをしてしまい、落ち込むこともありそうです。

　また仕事であなたが目立った行動に出ると、マウントしてくる人もいます。上から目線であなたにアドバイスをしてくる人の真意は、あなたよりも自分が優れていると、暗に主張したいからです。

　このような人間関係の戦場からはうまく離脱して、自分のペースで気持ちよく毎日を過ごしたいものです。このメッセージはアメリカのグランジロック、「ニルヴァーナ」のミュージシャン、カート・コバーンの残した言葉。

　人と自分を比べたりしないで、あなた自身を生きろ、ということでしょう。仕事運はなかなか強力です。たとえば「夏までにこれをやる」という短期の目標を立てるよい機会。

毎日を気分よく過ごすには？

　また「今月中に達成したいこと」を箇条書きにして、ひとつひとつクリアしていくと、いつしか回りの雑音は消え、気分よく毎日過ごせるようになります。新月4月9日（火）近辺は、仕事に役立つ人脈が広がる暗示も。食事会や懇親会などに出席して、知り合いを増やす努力もしてみましょう。

　GW直前まで、愛情を司る金星が不調和な角度を作ります。パートナーがいるのに他の男性に心惹かれるとか、仕事絡みの既婚者と関係を持ってしまうとか……。GWが始まるまでは大人しくしていたほうがよさそう。連休が始まると友人運が好調に。友だちと旅行したり、スペシャルな食事会を開いてみては。

月が導くあなたのターニングポイント

月が天の蟹座を運行するのは4月14日（日）未明～4月16日（火）昼前まで。
目的を持って何かを達成したい、人生の方向づけをしたいと願うのなら、この期間中に小さなアクションを。また会いたい人に連絡を入れる、自分にちょっとしたご褒美をあげるのにもよい日です。さっそくスケジュール帳のその日づけに印をつけて、夜空で輝く月を味方につけてください。

岡本翔子（おかもと しょうこ）

心理占星学研究家。英国占星学協会会員で、日本における心理占星学のパイオニア。占星術や月に関する著書・翻訳多数。

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文＝岡本翔子
イラストレーション＝INEMOUSE