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受験直前!実力を発揮するためのお腹の不調対策とは?

Digital PR Platform / 2025年1月9日 11時0分

■脳腸相関と腸内フローラ
 近年では、脳と腸が神経系や内分泌系を介して互いに影響を及ぼし合う、脳腸相関に腸内フローラが関与することが分かってきています。通常のマウスに比べて、腸内フローラを持たない無菌マウスは、ストレスに対して過敏に反応してしまうことや、通常の腸内フローラを移植すると不安行動などが改善されることなどが報告されています6, 7)。
 このように、腸内フローラの乱れはストレスなどによる下痢や便秘などの症状を悪化させる可能性があるため、しっかりと対処することが重要です。また、腸内フローラを整えることは、脳腸相関を介して中枢に作用し、ストレス過敏性などの改善につながる可能性も考えられます。

■腸内フローラとストレス過敏性に対するビフィズス菌G9-1の効果
 脳腸相関が関係する疾患として、過敏性腸症候群(IBS)が知られています。IBSは腸に異常がないにも関わらず、腹痛を伴う下痢または便秘などの便通異常を繰り返す疾患です。IBSにおいては、ストレスによって腸管運動が過剰になることに加え、腸管バリア機能の低下などが中枢神経系に影響を及ぼすと考えられています8, 9)。
 近年、ビフィズス菌の摂取が、IBS患者の腹部症状や抑うつ症状などを改善することが報告されています10, 11)。そこで今回は、ストレスによるIBS様症状に対するビフィズス菌G9-1の作用に関する論文について、内容を一部抜粋してご紹介します12)。

<内容>
・腸内フローラ及び腸管粘膜透過性に対する作用
腸内フローラをその類似度からプロットしたところ(図1)、長期的な精神的ストレスを受けたIBSモデル動物(ストレス群、赤色)は、正常動物(青色)からプロットが離れており、腸内フローラが乱れていました。一方で、ビフィズス菌G9-1を摂取していると、正常動物にプロットが近づき、腸内フローラが改善しました(緑色)。
また、腸内フローラの異常によって増加する腸管粘膜透過性が改善(=腸管バリア機能が改善)しました(図2)。
図1:腸内フローラの改善

[画像4]https://digitalpr.jp/simg/2698/101858/400_224_20250106155343677b7df7e201c.png

図1:腸内フローラの改善
加重UniFrac主座標分析(PCoA)
(プロット同士が近ければ腸内フローラの構成が似ており、離れていれば構成が異なることを示す)
例数:各10匹
Fukui H, et al. Sci Rep. 2018;8:12384.
Fig. 3aを一部改変

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