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アース製薬と花王、タイにおいて“虫(蚊)ケア”領域で協業 花王の技術をもとに、アース製薬が蚊を駆除するスプレーを発売

Digital PR Platform / 2024年2月29日 11時0分

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[画像1]https://digitalpr.jp/simg/1686/83968/300_110_2024022812162165dea585b173c.jpg


 アース製薬株式会社(社長・川端克宜、以下 「アース製薬」)と花王株式会社(社長・長谷部佳宏、以下 「花王」)は、蚊による感染症課題の解決に貢献するという共通の志から、このたび、虫(蚊)ケア領域での協業を始めました。花王が開発した「蚊の翅や体を濡らすことで蚊の飛翔行動を妨げる技術*」を応用し、生活場面の“いつでもどこでも”蚊を駆除できるスプレー「ARS Mos Shooter(アース モスシューター)」を共同で商品化。アース製薬が約40年間に渡り現地に根付いた活動をしているタイで、2024年7月より発売します。
*2023年6月20日 花王ニュースリリース 蚊の体表面に着目し、界面活性剤によって蚊の行動を制御
~殺虫成分を使わずに蚊を駆除する新技術の開発~ https://www.kao.com/jp/newsroom/news/release/2023/20230620-001/


[画像2]https://digitalpr.jp/simg/1686/83968/600_338_2024022720425165ddcabb22d6c.png
『ARS Mos Shooter』


【背景】
 デング熱は蚊が媒介するウイルス性感染症のひとつです。感染者の多くは子どもで、重症化すると死に至ることもあります。現在、デング熱には、予防するワクチンや治療薬がないため、デングウイルスの感染を防ぐためには、媒介する蚊に刺されないことや、蚊の発生を防ぐことが重要な対策となります。経済的な負担が大きいといった理由で、東南アジア諸国を中心に長年の社会課題となっています。近年、地球温暖化や急速な都市化によりデングウイルスを媒介する蚊の生息エリアが拡大していることから感染者が増えており、2023年のデング熱感染者は世界で過去最多を記録しています。

 アース製薬は1980年にタイで、ARS CHEMICAL(THAILAND)CO.,LTD.(現EARTH (THAILAND) CO., LTD.)を設立し、現在では虫ケア用品「ARS」ブランドをはじめとする商品の開発・生産・販売・物流までを一手に担う現地法人を展開しています。タイの生活習慣やニーズを掘り起こし、現地に根付いたビジネスで成長を遂げてきました。また商品のみならず、保健省や学校などの教育機関とともに消費者に向けた啓発活動も進めています。
 花王は、これまでとは違う視点で蚊から身を守る独自の研究を進めており、2023年、蚊の翅や体表面を濡らすことで飛翔を妨げ、ノックダウン状態にする新たな技術を開発しました。この技術は、従来の化学合成殺虫成分を使用しないという点で、使用場面の拡大に寄与できる可能性があります。
 このたび両社は、蚊による感染症課題の解決に貢献するという共通の志のもと、新しい視点の蚊を駆除するスプレーを展開します。本商品は、デング熱で苦しむ人々の一助となると考えています。

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