プライベート・マーケットの見通し 2024年7月: 魅力的な投資環境
Digital PR Platform / 2024年8月1日 14時57分
[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2027/92731/150_139_2024020512380065c05818e8fdb.png
ニルス・ロード
シュローダー・キャピタル CIO
資金調達の正常化とバリュエーションの調整で、有望な投資機会が生まれている一方で、地政学的な緊張が続いており、プライベート市場への投資配分は多様化が重要となるでしょう。
資金調達の正常化とバリュエーションの調整により、有望な投資機会が生まれています。AI革命やその他の長期的なトレンドは、特定のプライベート・マーケット戦略を特に魅力的なものにしています。さらに、インフレの緩和と予想される利下げ見通しは、短中期的に追い風となる可能性があります。しかし、国内および国家間の政治的緊張は続いており、紛争がエスカレートするリスクもあるため、プライベート市場の資産配分の多様化が不可欠です。
2024年第3四半期に入り、プライベート市場は資金調達、投資活動、バリュエーションの観点でパンデミック以前の水準にほぼ戻っており、新規投資に有利な環境が整いつつあります。一部の分野では、2019年の水準を上回る水準まで回復しています。2023年には資金調達が大型ファンドに集中し、中小型のプライベート・マーケット戦略が特に魅力的となりました。これはプライベート・エクイティにおいて顕著であり、大型ファンドのバイアウト資金調達は記録的な水準に達しましたが、市場のその他の分野では健全性を維持しました。
歴史的に、資金調達は貴重な逆張り指標となってきました。多くのプライベート市場の戦略では、資金調達の水準とドライパウダーがエントリー・バリュエーションに直接影響し、ビンテージイヤーのリターン予想に影響を与えます。
AI革命と3Dリセット(脱炭素化、脱グローバル化、人口動態)に沿ったプライベート市場への投資は特に魅力的だと考えます。AIは、イノベーションのためのベンチャー・キャピタルやグロース・キャピタル、データセンターや再生可能エネルギーへの投資など、プライベート市場戦略全体で投資活動を促進しており、持続可能な方法で増大するエネルギー需要に対処しています。
ほとんどの市場でインカム収入は特に魅力的になっており、中でもプライベート・デットとクレジットは際立っています。私たちはディストレス資産よりもファンダメンタルズを重視し、市場の非効率性から利益を得る投資を選好します。
この記事に関連するニュース
-
C&W、2025年の投資市場回復に向け、アジア太平洋地域に 700億ドルの投資資金が待機
共同通信PRワイヤー / 2024年9月5日 11時0分
-
【イベントレポート】衆議院議員・スタートアップ推進議員連盟 事務局長 今枝宗一郎氏主催「第1回ベンチャーデット勉強会」
PR TIMES / 2024年8月30日 11時0分
-
ゴルディロックス・シナリオと昨今の市場下落を招いた3つの引き金
Digital PR Platform / 2024年8月15日 13時26分
-
株安・円高の金融市場…どうすればいい!? →今年は「商業用不動産のローンの貸し手」が狙い目なワケ【アライアンス・バーンスタインの見解】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年8月15日 7時15分
-
市場の乱れ-投資家への影響【フランクリン・テンプルトン・インスティテュート/チーフマーケットストラテジストによる最新レポート】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年8月10日 7時0分
ランキング
-
1日本の政治に「経済政策」などというものはない 経済政策の終焉か、政治そのものの終焉か?
東洋経済オンライン / 2024年9月7日 9時30分
-
2クレカは「Suica王国」の牙城を崩せるか? 交通系タッチ決済の現在地
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月7日 10時36分
-
3ドラえもん「どら焼き屋の経営ゲーム」売れる理由 発売後すぐ売り上げ首位に、他作品のキャラも登場
東洋経済オンライン / 2024年9月7日 10時0分
-
4メルカリが台湾へ、透ける「米国リストラ」の教訓 アプリも現法もなし、リーズナブル設計がカギ?
東洋経済オンライン / 2024年9月7日 9時0分
-
5びっくりドンキー「545円朝食」で待ちわびた甘い朝 コロナ禍開始のモーニングがさらに進化していた!
東洋経済オンライン / 2024年9月7日 8時0分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください