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「陰陽師0」“最強の呪術師”誕生までの軌跡を映した特別映像「episode 0~晴明&博雅の出会い編~」公開

映画.com / 2024年3月1日 12時0分

 山﨑賢人が主演する「陰陽師0」で、“最強の呪術師”誕生までの軌跡を映した<特別映像episode 0~晴明&博雅の出会い編~>が公開された。

 原作小説「陰陽師」は、平安時代に実在した“最強の呪術師”安倍晴明の活躍を描いたベストセラーシリーズ。1988年に刊行され、35年たった現在でも定期的に新刊が発売され、10月には第18巻が発売。シリーズ累計発行部数は680万部を超え、アジア・ヨーロッパなど世界でも人気を集める。

 映画は夢枕氏の全面協力のもと、「K-20 怪人二十面相・伝」「アンフェア」シリーズの佐藤嗣麻子が監督と脚本を担当。呪術監修には、「呪術廻戦」に登場する数々のキャラクターや呪術を、実在した呪術の歴史から独自考察した「呪術の日本史」監修の加門七海を迎えた。

 呪いや祟りから都を守る陰陽師の学校である省庁「陰陽寮」が政治の中心だった平安時代。呪術の天才と呼ばれる若き安倍晴明は、陰陽師を目指す学生とは真逆で、陰陽師になる意欲や興味が全くない人嫌いの変わり者。ある日、晴明は貴族の源博雅(みなもとのひろまさ)から皇族の徽子(よしこ)女王を襲う怪奇現象の解決を頼まれる。2人は衝突しながらも共に真相を追うが、ある学生の変死をきっかけに、平安京をも巻き込む凶悪な陰謀と呪いが動き出す。

 若き晴明を山﨑が演じ、晴明と衝突しながらも共に事件の解決に挑む博雅役で染谷将太、物語の発端となる事件に巻き込まれる徽子女王役で奈緒が共演。そのほか安藤政信、村上虹郎、板垣李光人、國村隼、北村一輝、小林薫らが顔を揃える。主題歌は「BUMP OF CHICKEN」の新曲「邂逅」。

 このほど公開された映像には山﨑と染谷がいかにして“最強のバディ”晴明&博雅を作り上げたのか、新規本編・メイキング映像に加え、息ぴったりに顔を見合わせて、そのバディぶりで話題を呼んだ、ロケ地でもある世界遺産・仁和寺でのイベント映像が収録されている。

 “最高のバディ”を表現するため、本読み・リハーサル・乗馬練習など長い時間行動を共にし、関係性を深めていった2人。山﨑は「陰陽師になる前の“若き”安倍晴明、博雅との関係性を監督と染谷君 3 人で作っていくことが非常に楽しかったです」と充実した撮影を振り返っている。一方“最高のバディ”となるまでの過程として意識したのは「晴明が嫌な感じに見えないように。魅力的に見えるように」することだったという。

 また、晴明は人嫌いで変わり者、人から冷たいと思われることも多いという設定だ。「馬鹿な人間ほど、“呪”にかかりやすい」とお手玉を博雅にぶつけるシーンには、晴明の性格の悪さは感じさせつつも、変わり者である故の“カリスマ的魅力”が観客に伝わるよう模索する姿も見ることができる。そんな山﨑が演じた晴明を染谷は「かっこよさの中に繊細さがあった。安倍晴明もひとりの人間なんだなと思いました。それにすごく感動しました」と絶賛している。

 佐藤監督は「原作から絶対外れないように描きたいと思いました」と原作へのリスペクトを語っており、「獏さんも泣いていました」と原作者・夢枕獏氏からの称賛のコメントに感極る姿も確認できる。

 「陰陽師0」は4月19日全国公開。

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