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前田敦子「一緒に笑ったり泣いたりしてほしい」初の妊婦役を演じた映画『モヒカン故郷に帰る』が公開中

Entame Plex / 2016年4月27日 20時0分

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前田敦子「一緒に笑ったり泣いたりしてほしい」初の妊婦役を演じた映画『モヒカン故郷に帰る』が公開中

生きていれば誰しもいつかは訪れる“大切な家族との別れ”。そんな悲しい出来事を、『南極料理人』『横道世之介』などで独自の世界観を生み出してきた沖田修一監督が、オリジナル脚本でクスっと笑えるユーモア溢れるドタバタ家族劇に描き上げた映画『モヒカン故郷に帰る』。沖田監督の真骨頂ともいえる本作が現在公開中である。



主演の松田龍平演じる、緑のモヒカン頭がトレードマークの売れないバンドマン・永吉が、前田敦子演じる妊娠した恋人・由佳を連れて、結婚報告のために7年ぶりに帰郷するところから物語が始まる。
広島・瀬戸内海に浮かぶ架空の島「戸鼻島」を舞台に、矢沢永吉をこよなく愛す頑固おやじ・治(柄本明)、筋金入りの広島カープ狂の母・春子(もたいまさこ)、たまたま帰省していたしっかり者の弟・浩二(千葉雄大)といった個性豊かなキャラクターたちが繰り広げる心温まるホームドラマ。

そんな今作で、主人公・永吉を支える茶目っ気たっぷりな妊婦役を演じ切り、女優としての新たな一面をみせてくれた前田に話を聞いた。



――今作の舞台となった広島県で3月26日に先行公開されました。その舞台挨拶に参加されていましたが、現地での反響はいかがでしたか?

「たくさんの方が観に来てくれて、広島を題材にした映画の中で一番好きですと言っていただいたり、とても嬉しかったです」

――今回の映画では、父親の死をすごくポップに描いていたことにまず衝撃を受けました。大切な人との別れは必ずやってきますし、もし自分が同じ境遇に直面したらどうするだろうと考えさせられました。

「私くらいの年齢だと、親との別れとか実感が湧かないですね。両親がとても元気なこともありますが、あまりそういうことを考えたくない自分がいたりします」

――前田さんから見た田村家の印象は?

「お義母さん(もたいまさこ)をはじめ、家族の受け入れ方があっけらかんとしていて、あっという間に仲良くなっていくさまは、“こんな家族がいたら理想的だなぁ”と感じました。田村家の人たちのやり取りを客観的に見ていて、とても可愛らしい家族だなと思いました。家族って、自分たちでは気付かないけど、すごく似ているところがあるんだなぁって」



――前田さんが演じた由佳は妊婦という初めての役どころでした。

「由佳はどことなく天然なキャラクターで、前もって妊娠について調べたりする子ではないだろうなと思っていたので、お腹の中にいる赤ちゃんと共に成長していくような感じが出せたらいいなと自然体で臨みました。ほとんど順撮りだったので、撮影が進むにつれ徐々にお腹が大きくなっていくという感じで。 “僕の奥さんの時はこうだったよ”って沖田監督から実際の体験をアドバイスしていただいたり、現場で役を作っていきました」

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