【京都特集】パン探訪記3--店主の小麦愛が揺さぶる「ナカガワ小麦店」

FASHION HEADLINE / 2014年9月6日 22時0分

もっちりとしたクラムの旨みを味わえる「パン・コンプレ」

パンのおいしさを五感で堪能したいなら、小麦粉にこだわった店を選ぶのが一番だ。こんがりきつね色のパンから漂う香りが食欲をそそり、絶妙な焼き加減の表面に歯を当てるや、さくりと幸せな音が耳の奥に響いてく。口の中には豊かな甘み。パンを持つ手にずしりとした重量感が伝わるのは、原料と一緒に職人の真心までが詰め込まれているから。

そんな幸せな感覚を呼び起こしてくれるのが、下鴨神社程近くに店を構える「ナカガワ小麦店」(京都府京都市左京区下鴨松ノ木町52-1)。店名からして小麦愛に溢れた店であることがよく分かる。

自慢の一品は、有機玄麦を挽いて作った自家製全粒粉を100%使用した「パン・コンプレ」(1本574円、ハーフ287円)。酵母はレーズンの天然酵母を使い、低温で長時間発酵させている。

また、有機小麦100%の山型食パン「トースト・モンターニュ」(1本556円、ハーフ278円)や、食パン生地を丸くした「プチ・モンターニュ」(69円)、酵母を極力減らして低温長時間で熟成させた生地で作った「バゲット・ルージュ」(222円)なども、食事パンとして大人気。

「朝食前に買いにいらっしゃる人もいますし、翌朝食べるために夕方頃来店する人もいますね。お客さんの年齢?様々です。ご年配の方や小さな子どもが1人で尋ねてくることもありますよ」と店主。

そもそも同店は、2011年までは店舗を持つことなく、イベントなどで販売する“週末だけのパン屋さん”として人気を博していたという。それが今では、定休日を除きいつでも、食べたいときに買い求めることができるのだから、近所に暮らす人達にとってはラッキー極まりない。

評判を聞きつけ、東京など遠方から店を訪れる人もいるとのことだが、今後ともその溢れる小麦愛によって、パンを食べるみんなの5感を震わせ続けてほしいものである。

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