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ケリングが日本の新本社を表参道にオープン。内装は建築家のファラ・タライエが快適な空間を演出

FASHION HEADLINE / 2020年10月12日 8時0分


世界的なラグジュアリー・グループであるケリングは、日本の新本社「ケリングビル」を東京・表参道にオープンしました。グッチ、サンローラン、ブシュロンの店舗が所在する表参道はグループとブランドにとって重要なエリアです。2020年9月にはアレキサンダー・マックイーンが移転し、新コンセプトに基づいた店舗をオープンしました。また、11月にはバレンシアガの世界最大級となる店舗も誕生します。更に2021年には、ボッテガ・ヴェネタがクリエイティブ・ディレクターのダニエル・リーがデザインした新しい旗艦店を、ケリングビル1階から3階にオープンします。

イタリアのラグジュアリーブランドの店舗および日本の本社として2004年にプリツカー建築賞受賞建築家・伊東豊雄氏によってデザインされた本ビルは、2019年にケリングがリアルエステート・パートナーと共に取得しました。表参道のけやき並木のシルエットを構造体として外周を囲い込むユニークなファサードを擁し、15年以上にわたり表参道のランドマークとして名を馳せています。ケリング ジャパンの新しい本社は単なるオフィスビルではなく、グループのビジョンや哲学を反映しています。ケリングの英語の読みは、“caring”(ケアリング、「思いやり」の意)と同じで、各ブランドや従業員、お客さま、ステークホルダー全般、更には地球について私たちがどう考え、またどのような関係を築いているかを反映しています。また、ケリングのルーツと深い関りを持つフランス・ブルターニュ地方のブルトン語で、”ker”は「家」や「生活の場」を意味します。



ケリングビルでは4フロアをオフィススペースとし、内装を手掛けた建築家のファラ・タライエ氏が快適な空間を演出しています。自然の要素をデザインコンセプトに取り入れることで、ケリング・グループにとってまさに「日本の家」のようなスペースとなっています。タライエ氏は「ケリングビルはフランス文化と日本文化、そして日本の伝統的な要素とモダンな要素、それら異なるものの出会いの場であり、混じり合う場でもある」とし、ユニークなスペースを作り上げました。障子や縁側など日本の伝統的家屋の要素を取り入れた空間は、白を基調に和の色を組み合わせた、モダンで柔らかなものとなっています。また、PVCの使用禁止などケリングの環境への配慮に基づき、天然素材やリサイクル素材も多用しています。「ウーマン・イン・モーション」に代表されるケリングのアートやカルチャー界における女性への支援活動の一環として、オフィス内には女性作家によるアート作品も随所に展示しています。

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