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モペット(電動自転車)で「歩道を走行」したら交通違反だった…「電動アシスト自転車」と何が違うの?

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月11日 7時20分

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「次世代モビリティ」として注目されている「モペット」ですが、運転免許証が必要であることを知らない方も多いようです。中には電動アシスト自転車と同じ感覚でモペットを運転して、トラブルを起こしている人も見受けられます。   そこで今回は、モペットと電動アシスト自転車の違いについて調べてみました。事故を起こしたり交通違反で摘発されたりすると「知らなかった」では済まされないので、ぜひ参考にしてください。

モペットと電動アシスト自転車の違いは?

「電動自転車」「フル電動自転車」などの表現で販売されている「モペット」。自転車のような形をしていますが、電力でモーターを動かして、バイクのように走行できることが特徴です。
 
電動アシスト自転車とモペットの大きな違いは、「アシスト」なのか「自走」なのかです。電動アシスト自転車は、ペダルをこがないと前に進まず、モーターはあくまでも「アシスト」するためにあります。これに対してモペットは、ペダルをこがなくても自走可能です。
 
電動アシスト自転車は「自転車」ですが、モペットは「ペダル付原動機付自転車」で、道路交通法上は「原動機付自転車」に分類されます。つまり、モペットは自転車ではなくバイクであることを知っておく必要があります。
 

モペットに乗る前に知っておくべき注意点

モペットは、モーターを使用せずに走行することも可能です。ペダルをこいで人力で走行したり、スイッチを切り替えて電動アシスト自転車モードで走行したりできます。
 
中には勘違いをして、ぺデルをこいでいる間は、自転車と同じように歩道を走行していも大丈夫だと思っている人もいるようです。しかしモペットは原動機付自転車であるため、いずれの方法で走行したとしても「運転」していると見なされるようです。
 
モペットで道路を運転するためには、以下のことが必要であると考えられます。

●ナンバープレートの表示
●運転免許証の携帯
●自動車損害賠償責任保険または自動車損害賠償責任共済の契約が締結されている

さらに、ヘルメットの着用や「二段階右折」など、原動機付自転車の交通ルールを守る必要もあるようです。また、モペットで歩道を走行してはいけません。保安基準を満たした装置も必要で、ウインカーやミラーなどの装備がない場合は整備不良で捕まってしまう可能性があります。
 
モペットを自転車感覚で使用して、警察の取り締まりを受けている人は今年に入ってから増えているようです。交通違反で摘発されたり、事故を起こしたりすると、「知らなかった」では済まされません。
 
例えば無免許でモペットを運転した場合の罰則は「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」といわれています。
 

モペットは原動機付自転車! 乗る前に交通ルールを確認しよう

モペットは原動機付自転車に分類されるため、ナンバープレート・運転免許証・自動車損害賠償責任保険などが必要です。また、自転車のルールではなく、原動機付自転車の交通ルールを守って走行する必要もあります。
 
最近ではモペットを電動アシスト自転車の感覚で購入して、無免許やヘルメットを装着しないで運転している人も増えているようです。交通違反や事故を防止するためにも、モペットに乗る前は交通ルールを確認するようにしましょう。
 

出典

警視庁 交通安全 交通事故防止 電動モビリティの交通事故防止「電動自転車」って自転車?バイク?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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