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スーパーの「セルフレジ誘導係」をしていますが忙しすぎます…結局、「人間の労力」頼りなのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月21日 4時30分

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人手不足の解消などを目的に、スーパーやコンビニなどさまざまな場所で導入されている「セルフレジ」ですが、セルフレジの誘導係として働いている方にとっては「負担が軽減された」と感じられない場合があるかもしれません。 今回のように「忙しすぎる」とスタッフが感じているとしたら、スーパーマーケットで働く側(がわ)としては結局セルフレジの恩恵は得られていないことになります。   本記事では、セルフレジが導入されているのになぜ忙しく感じるのか、そしてセルフレジに代表されるような業務自動化が今後も普及していくのかについて解説します。

セルフレジ誘導係はどんな仕事をする?

店舗により業務内容が異なる可能性がありますが、「セルフレジ誘導係」とは主にレジ付近に立って、買い物客のサポートをする仕事です。
 
例えば、買い物客を空いているセルフレジ端末に案内したり、セルフレジの操作方法を教えたりします。
また買い物客が端末操作を誤ったときにはそれを解決するほか、不正行為がないかチェックすることもあるようです。
 

セルフレジを導入しているのになぜスタッフは忙しく感じるのか?

セルフレジは名前の通り、買い物客自身が商品スキャンや会計などを行うために導入されています。
 
しかし導入によりスタッフの業務が減るかというと、そうとは限らないようで、実際はより忙しく感じるスタッフもいるようです。
 
その理由として考えられるのは、「1人で多くのレジを見るから」です。
 
従来のレジであれば1人が1台のレジに固定されますが、多くのセルフレジを見るとなると仕事量が大きくなるでしょう。
客がひっきりなしに訪れる店舗であれば、業務量はさらに増えることが予想されます。
 
セルフレジを導入したからといって、一気に人間の労働力が不要になるとはいいがたいです。
 
もし1人で対応する範囲や仕事内容が適切に設定されていないと感じる場合は、店長などに相談しましょう。
 

セルフレジやほかの業務自動化は普及していく?

セルフレジは政府が推進する「デジタル化」の一環として言及されることがあります。
デジタル化は、日本における人口減少・高齢化の中で、生産性向上を目的として重要視されている項目です。
 
厚生労働省のホームページで公開されている「デジタル化推進の手引き」では、セルフレジ導入に際してIT導入補助金を活用する事例に触れています。
 
またセルフレジ以外では、顧客対応をするチャットボットや、伝票を自動転記するAI-OCR、清掃ロボットなどの事例も挙げています。
 
これらの点を踏まえると、セルフレジを始めさまざまな分野で少しずつ業務自動化が普及する可能性はあるでしょう。
 

セルフレジの導入費用はどれくらい?

参考までに、セルフレジ1台あたりの導入費用相場をご紹介しましょう。

●フルセルフレジ(商品スキャン機と精算機がセットになっているレジ):約200~300万円
●セミセルフレジ(商品スキャン機と精算機が分かれているレジ):商品スキャン機約100~150万円、精算機約200~300万円

機種により価格が異なるため、上記の相場はあくまで目安ですが、1台導入するだけでも多額の設備投資が必要です。
 
資金が限られる店舗の場合、導入は必ずしも容易ではないでしょう。
 

セルフレジは便利だがまだまだ人手は必要

セルフレジ導入により、有人レジに割く人員を多少減らすことができるかもしれません。
政府もデジタル化推進の一例としていることから、一定のメリットを期待できるといえます。
 
とはいえセルフレジのエリアを無人にすることは現状ではまだ難しく、誘導係として働いている方は状況によっては「忙しすぎる」と感じることもあるでしょう。
 
ほかの業務自動化についても、少なくとも最初は人の手を必要とするかもしれません。
 
セルフレジの誘導係をしていて現在の仕事量が多すぎると思う場合は、店長やマネージャーなどに調整を依頼することも考えましょう。
 

出典

厚生労働省 デジタル化推進の手引き<基礎編>(1-2、1-3、4-10、4-11、4-12、 11-8ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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