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リボ払いと分割払いの違いを理解していますか。リボ払いをやめるだけで、お金の余裕が生まれるって本当!?

ファイナンシャルフィールド / 2018年12月4日 9時30分

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「リボ払いを利用すれば、高額の買い物をしても、毎月の支払額が5,000円など少なく済みます」などといった甘い宣伝文句に乗せられて、クレジットカードのリボ払いを使っていませんか。   確かに、リボ払いは何十万円の高額な買い物をしても、毎月の支払いが数千円~数万円程度と、収入が少ない人でも負担できそうに感じてしまうかもしれません。   しかし、リボ払いの手数料として15%程度取られています。利用者はこのことを理解しているのでしょうか。   定期預金の金利が0.01%の時代、15%の手数料は高すぎませんか。カード会社に延々と高い手数料を支払い続けますか。すぐにでもリボ払いはやめましょう。  

リボ払いと分割払いは違います

クレジットカードで買い物をしたときに、支払い方法として、一括払い、分割払い、リボ払いの3つがあります。一括払いや、分割払い2回までは通常、手数料がかかりません。
 
分割払いとリボ払いは、どちらも複数回に分けて支払う方法ですが、違いを理解していますか?
 
分割払いは支払回数を決めるのに対して、リボ払いは支払い金額を決めるという違いがあります。
 
リボ払いは、高額の買い物をしても毎月の金額を数千円~数万円など少なくできますので、便利なようですが、つい使ってしまいがちです。
 
高額の買い物を繰り返しても、毎月の金額は少なく済みますが、手数料は15%程度と高く、元金はなかなか減らず、支払いが延々と続くことになります。延々と手数料を払い続けさせる巧妙なしくみです。
 
また、個々の支払いがいつ終わったのかもわからなくなります。自分の返済能力を超えて複数のカードでリボ払いを繰り返すと、多重債務者に陥り、カード破産という事態にもなり兼ねません。
 

リボ払いをやめると、こんなにお得

リボ払いの支払方法には、定額方式、定率方法や残高スライド方式があります。定額方式は、毎月の支払い額に手数料がプラスされる(毎月の支払額+手数料)元金定額と手数料が毎月の支払額に含まれる(支払元金+手数料)元利定額の2種類があります。
 
定率方法は借入残高の一定割合を支払う方法です。残高スライド方式は、あらかじめ決められている借入残高のランクに応じて、毎月の支払額が増減する方法です。
 
さて、リボ払いでどれだけ損をしているか、総額10万円の買い物を、リボ払いの定額方式(元利定額)にして、毎月1万円を返済する場合で試算してみます。
 
カード会社のシミュレーションサイトで試算した結果、返済回数は11回、総返済額は10万7,497円という結果が得られました。一括払いであれば10万円で済みますので、リボ払いを利用したことで7,497円も損したことになります。
 
逆に言えば、リボ払いをやめれば、7,497円得したことになります。
 

リボ払いの手数料は高すぎる

複利72の法則をご存知でしょうか。72÷年利=金額が2倍になる年数のこと。例えば、金利15%でお金を借りたとき(途中で返さない場合)、72÷15=4.8、つまり、4.8年で借金が倍になります。
 
一方、定期預金(1年)の金利を0.01%とすると、72÷0.01=7200、つまり、預けたお金が倍になるのに7,200年かかることがわかります。
 
リボ払いの手数料15%がいかに高いか実感できたのではないでしょうか。リボ払いをしている人は繰り上げ返済するなどして早く返済してしまいましょう。
 
また、リボ払い同様に高金利なのがクレジットカードのキャッシングや銀行のカードローンです。こちらも利用は控えるべきでしょう。
 
Text:新美 昌也(にいみ まさや)
ファイナンシャル・プランナー
 

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