中学生の娘が「みんな持っているから」とハイブランドを欲しがります。自分で貯めて買うように言っていますが納得しません。今の中学生は本当にみんな持っているのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年10月4日 5時30分
「みんなが持っているから」といった理由で、中学生が高価なものを欲しがるケースは珍しくありません。クリスマスや誕生日にプレゼントする場合もありますが、ハイブランド品のように、中学生では少し早すぎるものをねだられると躊躇する方も多いでしょう。 本記事では、10代がハイブランドを持つ年齢の目安や、高額なブランド品を子どもにねだられた場合の対処法を紹介します。
はじめてハイブランドを購入したのは大学生が多い
around20に特化したマーケティング機関「SHIBUYA109 lab.」が2023年に学生と社会人を含む20代のZ世代(20~26歳)を対象に行った「Z世代のハイブランドに関する意識調査」によると、ハイブランドのファッションアイテムを初めて着用・利用し始めた時期は、大学生が「大学生前半(1〜2年生)(30.3%)」であるのに対し、社会人は「社会人になってから(28.4%)」が多いという結果がでました。
一方で「中学生の時にハイブランドを買ってもらった」といった意見や、「中学生の頃からハイブランドを持っていた」と答えた現役大学生もいます。しかし、アンケート結果を見ると、回答者の大多数が「ハイブランドを購入したのは大学生」と答えています。アンケートを参考にする限り、中学生みんながハイブランドを持っているのは考えにくいでしょう
子どもが高額なものを欲しがる場合の対処法
ブランド品に限らず、子どもが高額な品物を欲しがるケースは珍しくありません。近年では、ゲーム機をはじめとする子ども向けのおもちゃも高額になっています。また、小学校高学年になると、スマートフォンを欲しがる子どもも増えるでしょう。
本項では、子どもが高額なものを欲しがった場合の対処法について解説します。
欲しいものと必要なものの区別を付けさせる
子どもが高額なものを欲しがったら、まずは必要なものなのか、単に欲しいだけなのかを区別させましょう。例えば、ハイブランド品は高額ですが、長持ちするというメリットもあります。「貯めたお金で10年は使える財布が欲しいので、探した結果としてハイブランド品を選んだ」といった理由ならば、買う価値はあるといえます。
しかし、「みんなが持っているから」といったあいまいな理由では、買ったところですぐに飽きてしまう可能性があります。それが本当に必要なのか、子どもにプレゼンさせてみるのもおすすめです。自分の気持ちを整理していくうちに、「欲しい」と思う気持ちが落ち着いてくるケースもあります。
お金を貯めて買うならば過度な口出しはしない
3年間お年玉を貯めたなど努力の結果、ハイブランドを購入したなら、過度な口出しはやめたほうがよいでしょう。お年玉やお小遣いは、大人が子どもに「自由に使いなさい」とあげたお金です。
使い道に過度に口を出すと、親子の関係がぎくしゃくする可能性もあります。ただし、祖父母などの親戚に使い道を告げずに高額な臨時のお小遣いをねだった場合は、注意しても問題ありません。
ハイブランドの品をなぜ欲しいのか、子どもに自分の気持ちと向き合ってもらいましょう。祖父母等が「買ってあげる」と言っても、安易に甘えると子どもの要求がエスカレートする恐れがあります。
中学生がハイブランドを欲しがったら本当に必要かどうか確認しよう
ハイブランドを中学生が持つのは、少々早すぎると考える方が多いです。また、子どもが高価な品物を持っていると、落とした場合やなくした場合などに深刻なトラブルに発展する可能性もあるでしょう。
子どもがハイブランドを欲しがったらなぜ欲しがるのか、必要なのか等を明確にさせたうえで、お小遣いやお年玉を貯めるなどして購入するように指導するとよいでしょう。
出典
株式会社SHIBUYA109エンタテイメント SHIBUYA109 lab. Z世代のハイブランドに関する意識調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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