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70代の母がATMで「30万円」引き出そうとしたら「上限額オーバー」に…!安全に取引するにはどうすればいいの?

ファイナンシャルフィールド / 2024年10月4日 5時10分

70代の母がATMで「30万円」引き出そうとしたら「上限額オーバー」に…!安全に取引するにはどうすればいいの?

金融機関では、高齢者によるお金の引き出しや振り込みを制限している場合があります。そのため、今回の事例のように「70代の母がATMで30万円引き出そうとしたが、上限額オーバーで引き出せなかった」ということが起こるようです。   しかし、事情があって、お金をまとめて引き出したり振り込んだりしたいときもあるでしょう。そのような場合はどうするべきか、前もって確認しておいた方がいいかもしれません。   本記事では、高齢者がATMでお金の引き出しや振り込みを制限されている理由や、制限の内容を伝えるとともに、対処法についても詳しくご紹介します。

高齢者によるお金の引き出しや振り込みが制限されている理由

高齢者がATMでお金を引き出したり振り込んだりする際に、上限額が低く設定されている理由として、特殊詐欺被害が増加していることが挙げられます。特殊詐欺とは不特定多数の人から現金をだまし取る犯罪のことで、警視庁は特殊詐欺対策ページにて具体的な例を挙げています。


・オレオレ詐欺
・預貯金詐欺
・キャッシュカード詐欺盗
・架空料金請求詐欺
・還付金詐欺

これらの詐欺では、キャッシュカードでの取引に不慣れな高齢者がターゲットにされるケースが多いため、高齢者による引き出しや振り込みを制限している銀行もあるようです。
 

制限の内容

警視庁が呼びかけているのは、高齢者によるATM引き出し限度額を少額とする取り組みや、一定年数以上にわたってATMでの振り込み実績がない高齢者に対してATM振り込み限度額をゼロ円、またはきわめて少額とする取り組みです。
 
対象となる高齢者の条件は銀行によって違いがあるようですが、例えば、ある銀行では以下のように高齢者への制限を行っています。


・引き出し:70歳以上で、過去1年間にATMで一度に20万円超の引き出しを行っていない方は、1日に引き出せる金額を20万円までとする
・振り込み:70歳以上で、過去3年間にATMでのキャッシュカードによる振り込みを行っていない方は、1日に振り込める金額を20万円までとする

今回の事例で、70代の方がATMで30万円を引き出せなかったのは、このような理由があるためだと考えられます。
 

高齢者が安全にお金の引き出し・振り込みをできるようにするには?

高齢者が、安全にお金を引き出したり振り込んだりするためには、窓口での取引をおすすめします。20万円を超える金額の引き出しや振り込みを利用する際に、窓口で行えば金額の制限がない銀行もあります。
 
ただし、安全を確認するために通帳やお届け印、本人確認書類の提出を求められるケースもあるようです。
 
また、本人の申し出により、制限を解除できる場合もあります。制限解除を希望する場合は取引店の窓口まで申し出る必要があり、本人確認書類などの提出を求められることもあるため、事前に確認しておくといいでしょう。
 

安全に引き出せるようにするには窓口での取引がおすすめ

高齢者を狙った特殊詐欺による被害を防ぐために、高齢者がATMを使ってお金を引き出したり振り込んだりする際の上限額が設定されている銀行もあるようです。どのような方が対象となるかは銀行によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
 
窓口での取引については、上限額が設定されていない場合もあります。ATMの上限以上の金額を引き出したり振り込んだりしたい場合は、窓口の利用をおすすめします。
 
また窓口にて、制限解除の申し出が可能な場合もあります。しかし、最近の特殊詐欺の手口は巧妙化しているため、絶対に被害に遭わないとは言いきれません。安全を考えるなら、制限は解除せず、窓口での取引を利用することをおすすめします。
 

出典

警視庁・SOS47 特殊詐欺対策ページ 手口一覧と今日からできる対策
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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