年末年始は毎年帰省しているのですが、実家が大分なので東京からの交通費が痛いです。金銭的に数年に1回がよいのですが、帰省する頻度はどのくらいが一般的なのでしょうか？

ファイナンシャルフィールド / 2025年1月7日 5時0分

年末年始は帰省シーズンということもあり、交通費が高くなります。東京から大分まで帰省する場合の帰省頻度は、一般的に一体どれくらいなのでしょうか。本記事では、1年間で帰省する頻度はどれくらいなのか、1回の交通費や時間、交通手段などについて解説します。東京から大分までの交通費も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

1年間で帰省する頻度はどれくらい？

就職や就学、結婚などをすると、実家を離れてほかの地域に移住する方は多いでしょう。実家が近ければ帰省しやすいですが、東京から大分のように離れて暮らす方は、1年に何回くらいの帰省がよいのか、費用もよく考えて決めなくてはいけません。

そこで、株式会社アスマーク「帰省に関するアンケート調査」をもとにして、1回の帰省にかける金額と時間、交通手段について紹介します。

1回の帰省にかける金額と時間

株式会社アスマーク「帰省に関するアンケート調査」によると、1年間の帰省頻度は1回にかかる時間と交通費が安いほど多いことが分かりました。片道金額が5000円以内で済む場合、年に5回以上の帰省をしています。

一方で、実家までの移動時間が片道3時間以上かかる場所に住んでいる方は、年に1～2回の帰省と回答する方が多いです。

また、子育て世帯と単身世帯の場合、子育て世帯の43.3％が年に5回以上の帰省をしていることが分かりました。単身世帯の場合は、29.8％が年に5回以上帰省をしています。実家に帰省する理想的な頻度に関しては、実際の帰省頻度と大きな差がないという結果でした。

帰省に使用する交通手段

では、実家に帰省をする際に使用する交通手段は何が多いのでしょうか。同調査の結果によると、全体では車が41.5％ともっとも多く、次いで電車、新幹線の順となります。

帰省にかかる金額や時間が短い場合は、50％以上が車を使用していることが分かりました。一方で、帰省にかかる片道金額が1～2万円になると車の使用率が20.5％まで下がり、新幹線の利用者が50％と増えています。

次に、実家に帰省する交通手段を世帯ごとに見てみると、子育て世帯は車が59.5％、単身世帯は33.3％が電車を選んでいます。小さい子どもがいたり、世帯人数が多かったりする場合には、車のほうが便利だと考える方が多いようです。

東京から大分までの交通費はどれくらい？

実家が大分で東京に上京している方は、一般的には飛行機か新幹線を利用して帰省しています。そこで、東京から大分までの交通費はどれくらいかかるのか、帰省・旅行シーズンと早割に分けて紹介します。

年末年始は通常時よりも料金が高めに設定されている

東京から大分までの飛行機と新幹線の料金の目安は、図表1のとおりです。

【図表1】

	帰省・旅行シーズン	早割
飛行機	約4万～4万7千円	約1万～3万5千円
新幹線	約2万5千円	約1万7千円

帰省・旅行シーズンに東京から大分に帰省する場合、飛行機は約4万～4万7千円かかります。しかし、早期購入をすれば75日前の場合は約1万円、1日前でも約3万5千円とかなり安くなることが分かりました。

また、格安航空会社（LCC）を利用すれば、片道1万円以下でチケットを購入できます。ただし、LCCは機内サービスが充実していない、座席間隔が狭いなどのデメリットがあるため、快適に移動をしたい方には向いていません。

次いで、東京から大分まで新幹線を利用した場合、帰省・旅行シーズンは約2万5千円ですが、早割を利用すれば約1万7千円となり8千円もお得になります。しかし、早い段階で分かっていれば、新幹線よりも飛行機の早割を利用したほうが安く帰省できます。

年末年始の帰省は早めに予定を立てることが交通費をおさえるコツ

東京から大分まで帰省する場合、帰省・旅行シーズンは飛行機や新幹線のチケット代が高くなるため、予定を早く決めて早割を利用しましょう。

ネット予約を利用すれば限定割引が受けられます。また、クレジットカードやマイルを活用するのも、お得にチケットを購入できるのでおすすめです。JRは上場しており株主優待券を活用する手もあるので、自身に合った方法をぜひ見つけてみてください。